遂にウルザードが地上に現れます。まあ遂にっていってもまだ6話なんですけどね。中堅自ら来るには展開が早いのではないでしょうか。居眠り中の魁は夢でウルザードの呼びかけを聞き、単身駆けつけます。これは魁だけ魔力が強いってことなのか、先鋒を担うレッドの特性なのか、寝ていたからなのかは分かりません。が、流石に兄弟に寝ぼけてたんだよと言われただけでブチ切れて飛び出してしまうのは短気すぎではないですかね。魁がキレた時の「ああああんっ！んんもう、いいよっ！」て言うのよく聞きますが、何でか大変、こう…聞き苦しいです…何か好感度が上がらない今回の最ウザ候補のレッドです。でもまあ話の方は夢じゃなかったんでウルザードに遭遇します。

序盤から変身してバトル開始です。今まで巨大モンスターばかりで斬り合いでのバトルはウルザード相手じゃないとなかったので楽しいですね。圧倒的な力量差がありますが、ウルザードが母を侮辱したことに怒った魁が覚醒、炎の覇気みたいなものでウルザードをぶっ飛ばします。ちょっと本気を出したウルザードは盾から狼が出る魔法で魁を吹っ飛ばすんですが、この飛び方が半端じゃない。えらい遠くから直線でぶっ飛んできて、着地した先はいつもの橋の下。さっきまで海辺の岩場だったんですけどね、ウルザード様の魔力は凄いですね。また着地した魁も「痛ってえ、どうなってんだよったく…」と軽めな反応。挙句側にいた小学生に倒れたままピースするなどここは若干突っ込みどころです。

そこへ追いつくウルザード。腰が抜けて動けない小学生を庇う魁ですが、ウルザードはなぜかとどめを刺してきません。その隙に小学生のランドセルをロケットに変えて離脱させます。戦隊の被害者へのアフターケアって、危ない！早く逃げて！の後放置っていう誠に雑な感じですよね。その後もウルザードと斬り合う魁。ここカッコいいです。ピンチの魁ですが兄妹達が駆けつけます。何で呼び出さなかったんだと不満げな兄妹達に「何なんだよ、信じてくれなかったくせに！」と拗ねる魁を見ていて思ったんですがこの魁の腹立つ感じは末っ子故に上の兄妹に無意識に甘えられる信頼のようなものなんですかね。というか、そう思ったら広い心で見れる気がしてきました。5人揃ったのを見て巨大ケンタウロスに変身するウルザード。対するマジレンジャーも魔竜＋マジフェニックスで応戦します。そこはマジキングじゃないのね。しかしこの戦い、四つ足同志で画面に映えますし、お互い炎と闇光線を吐き合って火花バチバチですので華やかです。そしてまさかのウルザード撃破。え、マジ？早くない？

喜ぶ兄妹ですが魁はすっきりしない様子。でも翼、魁がみんなみたいに喜ばないからって胸倉つかんで怒らなくてもいいと思うんだ。この兄弟ちょっと短気すぎやしませんか？魁は子供を庇う自分にトドメを刺さなかったウルザードもまた、正々堂々と戦おうという勇気を持った者だといいます。マンドラは魔導士の力は勇気とは別の原理だと否定するのですがそうなのか？魔法界はまだまだ事情がありそうです。

そんな時、魁にウルザードの声が聞こえます。やっぱ死ぬわけないよねー。駆けつけた先のウルザードは、先ほどの5人との戦いで吸収した魔力でウルカイザーに変身します。ローブのフード風の頭がカッコいいです。それに紫に金のカラーリングと肩の狼を始めとするゴテっとした装飾が綺麗です。

魔竜では太刀打ちできないのでマジキングになろうとするマジレンジャーですが、ウルカイザーの力でその魔力を吸い取られ、二度とマジキングになれなくされます。ウルカイザーはマジキングになる力を使って地上にブランケンを呼び出します。何の魔法なんでしょうこれ。ブランケン、マジレンジャーから見てかなり強いらしいです。ブランケンに圧倒され、魔竜の首ごと投げ飛ばされるマジフェニックス。魔竜の鞭打ちが心配です。投げ飛ばされた先でウルカイザーがただ立って見下ろしているっていうのが力量差があっていいですね。さらに魔竜はウルカイザーの魔道斬りで首にダメージを受け倒れます。首の厄日です。こちらの魔道斬りもカッコいいですね。

ブランケンに羽交い締めにされ、ウルカイザーにトドメを刺されるかという魁ですが、ウルカイザーは魔導士精神で情けをかけます。それにブチ切れた魁は覚醒し、謎の魔法陣でブランケンの動きを封じます。だからそれ何の魔法なの。ブランケンはそのまま退散し、魁に興味を持ったウルザードも彼を見逃して去ります。夕日に溶け込むウルカイザー、カッコいい。魔力を使い果たした魁は倒れこみ、次回に続きます。雰囲気暗いのでお楽しみコーナーどうするのかと思ったらナイとメアのインフェルシア側呪文解説でした。