前回大和の危機一発というところで変身が解けたザワールド。現れた人間態の彼は複雑な表情を大和に向けます。しかしナリアが当身を食らわせてザワールドを回収します。ザワールド、上裸で川ってキツイですねー。初夏でよかったねって感じです。回収されたザワールドは上裸拘束プレイでジニス様のコインのシャワーを浴びてます。濃い絵面のメンテナンスだ。
一方大和は一同にザワールドを説得したいと提案します。人間態に戻った時の表情から本心では人間を傷つけたくないのではないかと思ったのです。しかしジュウマン組はその様子を見ていない上、取り込まれたジュウマンの救出は望み薄ということで賛成できません。
そんな中業を煮やしたアザルドが勝手にゲームを開始します。今回の怪人はボウリンゲン。ボウリングモチーフで歯にスコアの記号が書いてあるのが何気に芸が細い奴です。能力は周囲の人間をピンに、自分をボールにしてボウリングをするという破壊能力的にはジニス様にぶっ殺されそうなもの。シリアス回の最中におもっくそギャグくさいの入れてきたな…
ジュウオウジャーが現場に到着するとジニス様はメンテ完了したザワールドを投入します。なんだかんだと個性の強いプレイヤー怪人達と気怠げキャラっぽいザワールドは相性悪そうですね。文句を言うボウリンゲンを彼方に吹っ飛ばしてザワールドはジュウオウジャーと戦闘を開始します。狼フォームの使用率が多いですね。今シリーズでは高速移動シーンがあまり早そうに見えない演出が多かったのですが今回の狼フォームは素早い動作で相手を翻弄してる感じがかっこいいです。
早くも戦闘不能になるジュウオウジャー。トドメを刺そうとするザワールドに、大和は自ら変身解除して説得を試みます。まあこういう時一回は失敗するよね。ってことで生身でも構わないザワールドにボコボコにされ、一同は一旦撤退します。
野生動物の保護で怪我をしたと叔父さんに説明したジュウマン組は、以前にもそんなことがあったエピソードを知ります。困っていそうなヤツにはどうあっても介入しようとする大和の一途さというか暑苦しさにラリーさんや自分達も世話になったなーと思い返した4人は、ザワールドは信じられないながらも大和が信じるならばそれに乗っかることを決めます。
大和って割と冷静で物分かりのいい奴なのですが、無意識に自己犠牲精神が基本になっているので意外とここぞという時に仲間に頼るのが下手ですね。今回も自分のわがままに4人が付き合ってくれるなんて思ってなかったんじゃないかなーと思うと今後キツイ展開が来た時に心配ですねこの子は。
さて気を取り直してボウリンゲンの出現に駆けつけた一同。今回は心なしかメーバとの戦闘が派手目。混戦の隙に一同はボウリングのピンにされてしまいますが、吹っ飛ばされた衝動を生かしてそのままボウリンゲンを上空から攻撃し、流れで爆殺。
コンティニュー戦もクマアックスであっさりいくかというところでザワールドがトウサイジュウオウで乱入します。苦戦していたところで何故かクマアックスが金のパンダになりそのまま金の斧へ。理由はレオ曰く根性。本当のところは販促ってところでしょうか。キラカード的な。
何故かパワーがアップした金の斧でトウサイジュウオウを抑えている隙に、大和はザワールドを連れ出しタイマンに持ち込みます。世界「そうか、おまえ死にたいのか…」そんなこと昔鳥男さんも言ってましたねえ…
戦いながらザワールドを説得する大和に、ザワールドはジニス様の望みが自分の望みだと答えます。ジニス様に洗脳されている模様。それでもボコボコにされながらも大和はザワールドを惑わせることに成功します。「これだけは分かる。本当の君は俺たちと戦いたいなんて思ってない。これだけは絶対に信じられる。俺たちは君を信じる!」
大和が何を根拠にこんなにこいつを信じられるのか謎なのですが…でも全てを理解しているから自分を信じろと一方的に言ってくるジニス様と、素性も全然知らないがザワールドを信じてくれると言う大和がいい対比です。ザワールドは葛藤の末自ら洗脳を解いて回収に現れたナリアに反抗します。ここで結構苦労して作ったはずの手駒をあっさりと捨てるジニス様余裕すぎて素敵。今回はここで終幕です。
ザワールドがもうジュウオウジャーの仲間になりそうなことには少々驚きです。寝返り早かったなー。人間態の彼の名は門藤操。チームに人間が1人増えて大和の苦労も減るでしょうか。これからどう打ち解けていくのか楽しみです。