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にわか特撮ファンの徒然感想文

ある日突然東映特撮にハマった大きなお友達が好き勝手に言ってます。ネタバレ、腐要素、ニワカ知識が基本装備ですのでご注意下さい。ツッコミご指摘大歓迎です!

【マジレンジャー】第36話・神罰執行【マージ・ゴル・ゴジカ】

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【マジレンジャー】第36話・神罰執行【マージ・ゴル・ゴジカ】

前回、新たな敵冥府神がうじゃうじゃ湧いてきて、さらに母も彼らに囚われている可能性が強い、ということで気色ばむ小津兄妹ですが、光はいつになく強い口調で彼らを止めます。地上の人間が冥府神に逆らうと災いが起こるという言い伝えがあるのです。地上の人間でない自分1人なら戦えると言う光。そんな寂しいこというなよ…そしてそれは無謀ですぜ。かつて兄妹に無謀と勇気は違うと教えていたじゃないですか。

一方地底ではワイバーンによる神々紹介コーナーが開かれていました。ナイメアとのサイズ感、神々の強敵感が現れています。そして神々もなかなか個性的かつビジュアルがかっこいいです。所謂レギュラー敵がこんなにいっぱい出てくるシリーズも新鮮です。こいつらだけで1シリーズ作れそう。
冥府神が10人揃ったところで、石板が光り出します。冥府神10人が1人ずつ振り返るんですがこのシーンがちょっと長くて笑えます。そりゃ10人もいるからね…何事か儀式が始まった瞬間、途端にヴァンキュリアを邪険に扱うワイバーンが理不尽な先輩社員のようです。どうやら儀式は神罰を下す冥府神を指定するもののようです。今回の指名はイフリート。どうでもいいですが神罰執行ってやたらかっこいい響きです。

一晩明けても和解しない光と小津兄妹に魔法部屋の空気は最悪の様子。芳香が麗にブーたれますが麗は黙々とパイを作り続けます。美味しそう。そこに神罰執行に来たイフリートが現れます。モブの中にちょいちょい写メを撮っている奴がいるのがなんだかリアルです。
これに対して光がトラベリオンで向かいますが全く歯が立たずぶっ飛ばされてしまいます。もうどれだけトラベリオンの勝利を見ていないことか。最近じゃ一撃で光が外にはじき出される始末で悲しい限りです。地上の光と戦うには小さいサイズの方が好都合、もとい小さいサイズじゃないと戦闘シーンにならないためイフリートが小型化するのですが、小型化があって本当に良かった。円谷特撮の方向でいくのかと思っていたので…しかし小さくなると途端に絶望感も消えますね。大きいって偉大。
どんな攻撃もイフリートに届く前に消滅してしまい苦戦する光の元にマジレンジャーが駆けつけます。いざ戦おうというマジレンジャーを魔法で止める光。言い伝えには続きがあって、地上の者が冥府神に歯向かった影響は天空にも及ぶというのでした。地上に数時間の猶予を与えたイフリートはひとまずその場を去ります。

魔法部屋で先ほどの光の対応を責める兄妹たち。今回は光もなかなか強情です。登場当初の余裕は何処へやら。でも天空界の人間ですから自分の故郷を守るためにこういう行動をとらざるをえないっていうのはしょうがないかなって気もします。まあそのために母親は諦めろって言うなら嫌な奴ですが、自分1人でも戦うとは言ってますし。
寧ろ、母親のために戦うななどと家族じゃないからそんなことが言えるんだろう、と詰る魁酷すぎます。相変わらず視聴者からの好感度なぞ気にせぬロックな態度です。寝食ともにして保護者代わりになってもらっている相手にこの台詞とは。よく殴った光。ここで何も殴ることねーんじゃねーの、と珍しく翼が魁を率先して庇うのがなんだか新鮮です。しかしここまで兄妹ほぼ全員と光が対立するのも初じゃないですかね。こういう展開になれるまでに光が小津家に入り込んできたって感じでしょうか。

一触即発の状態の中、麗が焼きあがったアップルパイでお茶を提案します。しかし光は麗の勧めを突っぱねて、勢いでポットを叩き落としてしまいます。今日の光は大人気ないぞ。今まで弱体化したり兄妹のパワーアップイベントの煽りを食ったりはしていましたがあくまでも大人の立場は崩しませんでしたから、視聴者に光酷い、と思わせるのはここが初ですかね。
見かねた芳香が無理矢理光にパイを食べさせます。ほんと美味しそう。パイを食べた光は尖っていた気持ちが落ち着くのですが、ここが地味な食レポみたいで笑ってしまった。このアップルパイは兄弟喧嘩を収めるためにかつて母が焼いていた思い出の味だったのです。麗が母の習慣を1番大事にしているっていう設定まだ死んでなかったんですね。
光はみんなの可能性を信じることに決め、麗に感謝の気持ちを伝えます。この台所、いつも思うんですが光の加減か妙に顔色悪く見えるのが気になります。そしてなんだか急にリア充フラグが立ってきたこの2人。付いてるよ♪じゃNEーよ!光も急に距離詰めたりして、外国の方ですか。まあ兄妹に冷やかされて恥じらう麗に対して光が無反応なのでこいつはほんとに感覚がずれてるのでしょう。光が兄妹全員で戦うことに決め、その場は一件落着です。少々小津兄妹の家族至上主義にベクトルの寄った展開が気になりますがまあ話の流れのため仕方がありません。最近別行動気味の光がこれでさらに兄妹と打ち解けられるならばそれはそれで嬉しいですし。

その頃街には、猶予の時間を過ぎてイフリートが神罰執行しようとしていました。しかし間一髪でマジレンジャー達がこれを防ぎます。興が乗ったイフリートは制限時間までに彼ら全員を倒すゲームを仕掛けます。次々に攻撃を仕掛けるマジレンジャーですが相変わらずイフリートには届かないままです。
無力な彼らを笑うイフリートですが、ここで今回抑えていた麗が一喝。「ここからの戦いはインフェルシアから地上を守るだけじゃなくて、お母さんを救い出して私達小津家の家族が再び1つになるための戦いでもあるのよ!」家族戦隊の本領発揮です。ここで麗に応えて新しい魔法が届きます。マジボルトの強化版で、この攻撃はイフリートにかわされてしまいますが上がった水蒸気に紛れて光がゼロ距離でマジランプバスターを放ち、ダメージを与えることに成功します。なんか全体的に2人の世界の雰囲気。カエルの時点からフラグは立っていましたが本格的に回収に入りましたね。
一方でダメージで体が元のサイズにぃ〜と説明くさいセリフを吐くイフリートが可笑しいです。巨大化戦ではマジレジェンドとトラベリオンが善戦します。直接攻撃なら効くんですね。マジレジェンドの最終技は残念ながら効果がなく、さあこれからというところでしたが先ほどイフリートの決めた制限時間が過ぎてしまいました。イフリートは闇の戒律に従い、自らの決めたルールを守れなかったために死ぬことになります。強敵一発目、まさかの自滅。

ラスト、夕日に改めて冥府神との対決を誓い、久しぶりに次回への引きがない終幕です。遂に兄妹も家族内の恋愛模様を茶化さなくなりました。ここからしばらく最後の日常回が続くんでしょうか、楽しみに待ちます。
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