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にわか特撮ファンの徒然感想文

ある日突然東映特撮にハマった大きなお友達が好き勝手に言ってます。ネタバレ、腐要素、ニワカ知識が基本装備ですのでご注意下さい。ツッコミご指摘大歓迎です!

【マジレンジャー】第32話・父の言葉【マージ・ジル・ゴル・ゴジカ】

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【マジレンジャー】第32話・父の言葉【マージ・ジル・ゴル・ゴジカ】

今回の敵は冥菌獣モールド。久しぶりの喋らない敵です。しかし菌までいるとはインフェルシアの生態系はなかなか奥が深いようです。こいつは相手にカビを生えさせて無力化し、目を覚ました瞬間に相手を殺すという少々回りくどい能力を持っていますが感染力は凄まじいものがあります。感染寄生型の敵の回って各シリーズに1回はある印象です。地上にモールドの菌をばら撒きに向かうヴァンキュリア。ついでにレジェンドマジレンジャーにテンションの上がったウルザードさんもヴァンキュリアに差し出した魔力を取り返して地上に向かいます。真の力で戦いたい何たらかんたら。

一方小津家は実りの秋。ニート兄弟揃ってアニキ農場の収穫を手伝い、束の間の労働に勤しみます。実りの秋なのにゴーヤが大量に取れるのは突っ込んではいけない。

そこへ試合中にメンバー交代させられて腐っていた魁が帰ってきます。不機嫌ついでにサッカーなんかやめちまおうかな、とつぶやく魁は特撮レッドとしては忍耐力が足りないのですがまあ彼も成長途中の高校生ですから無理もありません。そんな彼にアニキが頭を撫でて、強くなれ、と励まします。これは蒔人が小さい頃野球の試合のメンバーに選ばれずに腐っていた時父親に言われたものでした。

どうやら蒔人以外は父親の記憶がほとんどないようです。そこまで家に寄り付かないなんていくらなんでも5人も仕込んでおいてクズすぎです。巽家もでしたが兄弟戦隊の父親がロクでもないのはしかたがないんですかね。

父親の思い出話を聞いて、父の励まし通りに強くなるぜ!と意気込む魁は、モールドを持つヴァンキュリアにも考えなしに突っ込みます。いつも周りを見て行動しなさいってちい姉に言われたでしょ。案の定菌の直撃をくらいかけますが、蒔人が魁を庇って代わりに感染します。魁は本当に成長がないやつですね…全身にカビを生やして苦しむ蒔人を助けるにはモールドが目覚める前に殺すしかありません。その時レジェンドと戦いに来たウルザードさんがやってきますが、マジレンジャーが5人揃わないと見るとモールドを持ってヴァンキュリアとあっさり退散します。

小津兄弟も一旦魔法部屋に戻り、ルナジェルの予防接種魔法を受けます。魔法で予防接種って(笑)魔法界ってどの話でもなんで魔法に特化しすぎてそんなにアナログになっちゃったの?というところありますよね。プロテクトの魔法とか何とか作ればいいのにって思います。光とルナジェルは魔法で町中のカビの進行を抑えに、残りの兄弟は蒔人を残してモールド退治に向かいます。光とルナジェルの同僚っぽさが相変わらず良いです。

ウルザードに戦いを挑む4人に、5人揃わないマジレンジャーなど無力、とメタな発言をするウルザードですが、レジェンド形態には興味を示し戦闘開始です。ようやく敵らしいまともな活躍させてもらえてよかったね。しかしながら気合の空回りしている4人は全くウルザードに歯が立ちません。レジェンドになっても雰囲気が悪ければ劣勢なんですよね。電王のモモタロスの、戦いはノリがいい方が勝つんだよ、というのはまさに至言です。

前回のレジェンドの力を制御する魔法の効果でレジェンド形態が時間切れで解除されてしまい、絶体絶命のマジレンジャー。ウルザードに魁がとどめを刺されようとした時、駆けつけた蒔人の魔法がウルザードの手を止めます。蒔人は父親との思い出を夢に見てやってきたのでした。

魁に話した思い出には続きがあって、父親は能力や体力で強くなれと言ったのではなく、心を強くしろと言いたかったのです。試合にでれない蒔人にもやれることがある、つまり仲間を応援することで勝利に貢献できる、と励ましたのでした。今変身できない蒔人ですが、せめて兄弟を応援しに来たのです。死にかけてるのにそんなことせんでも…と思わなくもないですが熱血のアニキならではのエピソードだと思います。

応援をしたところでなんになる、と一笑に伏すウルザード。視聴者も割とそう思っている気がします。「ウルザード、お前にはわかんねえだろ。」「あの応援がどんなに力になるか。」「あたし達の支えになるか。」「俺たちに勇気をくれるかをな!」びゃーーん!レジェンドマジレンジャー復活!今回の勇気の使い方はシンプルで熱いです。

勇気を受け取りノリの良くなったマジレンジャーは防御力も攻撃力も段違いです。ウルザードを圧倒し、4人技のレジェンドフィニッシュでモールドを破壊します。それにより町のカビも消滅します。復活したアニキを加えてようやく5人そろったマジレンジャーを前に、ウルザードはウルカイザーに変身します。実に久しぶりです。対するマジレンジャーもマジレジェンドで迎え撃ちます。魔道斬りを圧倒するファイヤートルネードでウルカイザーに膝をつかせ、勝利を確信する一同。そこへ兄の体を張った勇気に応えた新魔法が届きます。新技なんですが火の玉を連発するだけという捻りのなさが少々寂しいです。マジキングが飛んだり魔法陣出したりと魔法色豊かだったのに対してマジレジェンドって火力のゴリ押しで戦っている印象なんですよね。

ウルカイザーを完全に倒しかけたその時、メーミィがマジレジェンドに強化版モールドを撃ち込み、カビに感染したマジレジェンドは戦闘不能になります。あわやウルザードがマジレジェンドにとどめを刺すか。と思いきやウルザードはモールドのカビを吸収し兄弟を助けます。騎士の戦いに水を刺されたのを不満に思っての行為でしたが、去り際に兄弟達に「強くなれ」との言葉を残します。正直どう考えても偶然にしか聞こえないのですが、今回の話でフラグの立った一同はそのウルザードに父親の影を見て困惑します。

その頃、インフェルシア側でも突然の頭痛と青空のビジョンに困惑するウルザード。厨二のお約束!あーやっぱりこいつがブレイジェルなんですかね。今までの扱いの酷さから少々認めがたいところもありますがうまく展開してくれるでしょうか、期待しましょう、というところで次回に続きます。
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