前回の戦闘から続きます。巨大化したウルザードに単身突っ込もうとする魁と諌める翼。魁は翼に怖気付くなと言っていますが、果たして勇気と無茶の区別がつくほどの成長を遂げた前回はどうしたのやら。そうこうしているうちにウルザードに大圧殺されそうになりますが、間一髪、マジマザーの救いの手が。母さんに任せて、と戦いを引き受け、巨大化します。魔法って便利ね。なかなか母は武闘派です。母とウルザードが何か言い合ってますが、この2人知り合いでしょうか。ウルザードはマジレンジャーっぽい見た目なので元はこっち側かもですかね。そしてマジマザーはウルザードにぶっ飛ばされ斬りつけられ、くるくる回ってモノローグもなく消滅。え、なんと、母退場？？復活しますよね？あ、もしかしてマジで死んだんですか？

悲しむ兄弟ですがそこにインフェルシア出現の報せが。現れたのはゴスロリシスターズ、ナイとメア。メイクがなかなかにイマイチですがこのキャラ好きです。駆け出す魁、蒔人、麗に対し、母さんも勝てなかったのに勝てるはずないと戦いを拒否する芳香と翼。正直彼らの言うことももっともです。いきなり死にかけて母親が目の前で消滅して、恐怖感が勝るのは責められない。むしろ諭す努力もせずに翼を責める魁はレッドとしてはちとキツイですね。今のところ彼がレッドたる所以は他よりも悪い意味で無茶っていう部分だけですからね。末っ子だから仕方ないんでしょうが。

2人を置いて駆けつけた先にはナイとメアが暴れていました。ナイはいいんですがメアはぶりっ子演技する割にはちょっと棒読みが気になります。しかしなんと、この2人、合体して第1話で出て来たお姉様な香りのするヴァンキュリアになるのです。ばらけてる時は子供っぽいのにこのギャップ、素敵です。しかも結構強いらしく、3人まとめてブロブの腹の中に叩き込みます。

一方マジマザーの形見を持って家に帰った茶髪兄妹。しかしこの形見を持って帰ったことで小津家の魔法の部屋を見つけます。まさにファインプレー。本当に魁はこいつら責められません。魔法の部屋の様子はすっかりハリーポッターです。賢者の石初見の時はウキウキしましたねえ…そこに母のホログラムメッセージが。5人の父はインフェルシアを封印した勇敢な魔法使いで、その子供達しかインフェルシアに立ち向かえるものはいない。 マジマザー、随分と実子を死地に赴かせたがります。恐怖から拒否する翼にも、「勇気を出して」「さあ行きなさい、マジレンジャー！」と諭します。うーむ厳しい。実戦に入ったとなるや否やスパルタです。まあ茶髪兄妹、覚醒したのでオールオッケーですし、勝機を諦めてまで引きこもろうとする茶髪兄妹にも動いてもらわないと話が進まないんですが。というか自分が破れた相手に無策で実子を差し向け、その説得に勇気を使うのは如何なものかと思います。前回で勇気と無茶は違うと母が主張していたのがこの話の１つのテーマになると思ったんですが…

さて、立ち直った茶髪兄弟は変なバイク魔法のほうきで駆けつけた先でブロブの腹の中から3人を助け出します。マジピンクはいつも何かに変身しているので戦闘シーンが今ひとつで気の毒です。イエローが精神的に成長してブロブにダメージを与えます。「俺はマジだぜーっ！」いいですね。これ女の子達はどうするんでしょう。私はマジよ？かな…翼に、勇気見せたな、などと上から目線な魁は兄妹のいない身からすると相当に生意気で憎たらしいんですが、兄弟いる人から見ると憎めない末っ子キャラだったんですかね？魁を好きになれるのはまだまだ時間がかかりそうです。

まだ生きているブロブに立ち向かうマジレンジャーに新しい魔法が授けられます。勇気というか、精神的に成長すると魔法がインストールされるという何ともファジーなシステムのようです。今回は巨大化変身魔法。まさか巨大戦をロボではなく自分という設定でやるとは思わなかったのでびっくりしました。これ、兄弟同士が組んず解れつして合体するんですか…？そして兄妹、ボールに変身した芳香を形が変形するぐらい結構な勢いでぶっ飛ばします。大丈夫かなあ？（笑）ブロブがやられてご立腹のブランケンですがどうもかれも中間管理職の様子。

ともあれ最後に魔法部屋で、5人が「魔法戦隊、マジレンジャー」と呟くのが印象的でした。これで本格的にマジレンジャー結成ですね。