開始早々妙に懐かしさを感じる空気にクラッとします。直前に視聴したのがシンケンジャーだったので余計に…マジレン界ではまだまだ世は00年代前半ですね。とは言え10年程前の映像でも改めて見るとこんなに古臭いものでしょうかね…まあ特撮を見るといつも言っていることではありますが。そもそも戦隊ってライダーより画面が古臭くありませんか?映像技術の知識とかまるでないので印象だけですが。
さて、地底では凱力大将ブランケンをはじめとするキモい連中が目覚めます。インフェルシアの掟とやらのために地上に極上の恐怖を味わわせるのが今回の敵の目的とのこと。いつもながら誠に迷惑な話です。そんなフワッとしたことで攻め込まないでくれ。沸き立つインフェルシアの中に中々ヒロイックな見た目の魔法騎士、ウルザード登場。両肩の狼がキュートです。
一転、OP。入りのナレーションがカッコいいですね。魔法!それは(ry 魔法にマジで某指輪の魔法使いがチラいついていたんですが吹き飛ぶ勢いのOPでした。ワイヤー多様のアクロバティックな空中戦が期待されます。カラーパウダーの爆発も好きです。
小津家の朝の風景。土いじりと料理ができるらしい出来た長男、蒔人。文句を言う次男、翼。※DAIGOではない。27歳イケメン独身カメラマンに引っかかる長女芳香は次女麗を使い倒しています。麗もそれでいいのかという使われっぷり。そして末っ子の魁は風船を取りになんかのポールを登っています。どうやら後先考えない馬鹿というイメージのようです。さらにお調子者の様子。
近所で事案を発生させている三男を家族総出で回収。ちょっと近所まで全身レザーで出掛ける次男に時代を感じます。そんな帰路に突然現れる魔法陣。現れたのは冥獣トロル。追い詰められた兄妹を背に母、深雪が立ち向かいます。「天空聖者よ、我に魔法の力を!」なんか変な携帯を手に変身する深雪。これまたヒロイックでカッコいいマジマザーに驚く兄弟。母が変身者だってことに我々こちらもびっくりです。マジマザーは一撃でトロルをチェックメイッします。マジつえー。
身バレしたとあってここぞとばかりに魔法で茶を煎れる母。いきなり厨二くさいワードを大量に使用して状況を説明します。魔法モチーフって細かい説明を言葉で表すと何ともコテコテです。母の魔法で上の兄弟達はローブと魔法戦隊の私服的なものを手に入れます。この辺BGMも相まってハリーポッターを思わせます。小説映画共に絶好調の時期ですから影響あるんでしょうか。そこに新たな敵の出現を感じ、母は兄弟に出陣を命じます。母は強大な敵に備え魔法力を蓄えて引きこもるのです。何という理不尽。子供達の不満ももっともです。物分かりよく了承した蒔人と麗が何だか心配になります。そして1人だけ変身権を貰えない魁。勇気と無茶を履き違える三男を心配しての采配ですがもちろん彼は生身で飛び出していきます。5人兄弟で1人だけ仲間はずれってのはちときついものがありますよね。
一方、敵に立ち向かう兄妹達はマジレンジャーに変身します。名乗りのマントバサァが華やかです。そして初戦闘どころか魔法すらお初にもかかわらずノリノリで戦う兄弟達。まだまだ日常パートが少ないため戦闘中の性格と変身前のイメージが一致しません。特に芳香と麗、こんな性格なんでしょうか?そして薄々感じていましたが翼、オンドゥル語の話者の様子。今後の成長に期待します…そこへウルザード様が降臨します。やはり抜群のカッコよさ。兄達のピンチに駆けつけたい魁ですが恐怖に足がすくみます。それでも蒔人が今にも斬られるのを見て覚醒、恐れを乗り越え本当の勇気を手にするのでした。でもこれ、直後に魁が調子に乗って突っ走ったりするので結局無茶でも脳筋理論でもない勇気とはなんぞやって感じになりますけどね。ウルザードの剣を「俺はマジだぜーっ!」と白刃取りするのには笑いましたが、ともかく変身ローブとマジフォンを手に入れてマジレッドに変身します。末っ子がレッドってのも何だか珍しい気がしますね。そしてやはりマントバサバサの戦闘にときめきます。戦闘中に仮面が外れた雑魚敵・ゾビルにドン引く魁ですが今回のこいつらは本当にキモい。レッドファイヤーで汚物は消毒です。調子に乗る魁の前で馬と合体しケンタウロスになるウルザードで次回に続きます。面白い巨大化です。
さらにEDではキモいマスコットが登場。これは子供が泣くタイプのやつ。そして楽しそうなED。個人的にはダンスED見るのはこれが初めてです。可愛めの振り付けに主に男兄弟共が浮いてます。翼の腰の動きのキレの良さに笑ったんですが、松本さんはダンスが特技なんですね。納得です。
そんなこんなでファンタジック兄妹の戦いが始まるのでした。先が楽しみです。