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にわか特撮ファンの徒然感想文

ある日突然東映特撮にハマった大きなお友達が好き勝手に言ってます。ネタバレ、腐要素、ニワカ知識が基本装備ですのでご注意下さい。ツッコミご指摘大歓迎です!

【マジレンジャー】第13話・お母さんなら【ジンガ・マジュナ】

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【マジレンジャー】第13話・お母さんなら【ジンガ・マジュナ】

何だか急にテンションがえらく異なる回に突入して戸惑いました。麗の日常ギャグ回です。麗、オーディション回を受けて本当に性格変わりましたね…演じる甲斐さんの性格に徐々に寄って行っているイメージです。こちらの方が取っつきやすいし可愛いんですが、やけに腹黒い面を出すようになりました

今回、小津家の家計は麗が握っていることがわかりました。しかも収入はやはりアニキ農場の野菜卸売のみです。あの程度の面積の畑の収入なんてたかが知れているでしょうから、そんな中5人家族の家計をやりくりし魁の学費まで捻出しているとは、麗は相当やり手です。もしくは小津家は土地持ちでマンション収入で働かずして金が湧いてくるのでしょう

ところがアニキが唯一の収入をどこかに無くしてしまいます。振り込み制にすればいいのに!今月の収入パーの危機に、アニキは「取り敢えずみんなに話して探してもらおう。それで駄目ならみんなにバイトしてもらおう」と提案します。はい、ここでこの家には穀潰ししかいないことがはっきりしました。高校生の末弟はまだいいとして、次男と女2人はバイトもせず大学にも行っていないので完全にニートです。恐らく母の生前もニートだった可能性が高いので、躾なかった母の責任が問われます。アニキを止めた麗は、「子供たちには余計な心配させたくないの」と世迷言を言い出します。どうやら母になる妄想を抱いている様子。母の時代もこうやってニートが作られていったんですね。

一方のインフェルシア、マジキングの新技に圧倒されたウルザードに業を煮やしたブランケンが新たな冥獣を連れてきます。今回の冥獣は、大量の冥獣を殺し合わせて残った3匹のうちの1匹、オーガ。超強敵ということのようです。そういえばこちら側の事情もようやくはっきりしました。インフェルシアが地上に出るためには魔法使いの魔法陣を通るしか方法がないがそれでは1匹しか通らない。そのため、人間の中にある鍵を探し出し、一気に地上に出るのを目論んでいるのです。たまにヴァンキュリアのように自由に行き来できる奴がいますが特異体質だそうです。ん?魔法使いがいないと外に出られないということはいつの世もインフェルシア側に付いた魔法使いがいたということですか?天空界、闇深い疑惑浮上。

麗による節約条例が敷かれた小津家。1ヶ月間の家計の危機にしてはゆるい条例です。それでも節約に邁進する麗。すっかりにこやかな顔と目の据わった顔を使い分ける女になりました。

ある日、一等お米1年分のくじを見つけた麗は一万円の買い物でくじ十回に挑戦します。その金で何日の食料が買えることか。今回の麗は未だに母の妄想を抱いている程度にはいかれているので判断力皆無です。キャラが壊れすぎてマジレンジャーの招集に気付かないまでになっています。これ、前回の芳香がやるべき時はやる人になる、というのがメインなだけにちょっと引っかかります。招集のシーンですが、コメディリリーフがすっかり板についたアニキは安定感があって見ていて安心します。

気合も空しくくじ引きが全部外れたところで、ようやく麗は招集に気づいて駆けつけますが、既にオーガの強さの前にマジレンジャーは苦戦、麗が参加しても歯が立ちません。さらにヴァンキュリアにインフェルシアの目的を教えられ、焦りを募らせる5人。麗が食費のために駆け回っていたことにも魁は腹を立てます。「ふざけるなよ!分かってんのか?こんな時に悠長に飯の心配なんかしてる場合じゃねえだろ!」穀潰しのくせに何を言うか。そのセリフを言っていいのはアニキだけだ。まあ麗も麗で擁護しきれないのでどっちもどっちではありますが、毎度好感度が下がるシーンを入れられる魁に製作陣は恨みでもあるのか。

魁にブチ切れる麗ですが、母がいなくなったら自分が母の代わりになる、という母との約束を守ろうと焦っているのだと語ります。回想シーンでは穀潰し兄妹に重度のマザコンというステータスが付き、マジでヤバいぜマジレンジャー。困った時は家族みんなでささえあおう、とアニキが麗を励まして兄妹仲直りなのですが、新挿入歌がバックに流れて歌が台詞と被っていてとても聞きづらいです。さらにまるで重要な回のようなくどい兄妹の絆演出に若干萎えます。マジレンジャーってこういうシーンで兄妹感を出そうとしているのがどうして普通の兄妹っぽくできないんだろう、と思ってしまいますし、こういう締めのシーンでしょうに滑って聞こえる程度には兄妹らしさが普段から薄いんですよね…

絆を深めた5人はオーガの出現に出撃します。「あふれる勇気を魔法に変える!魔法戦隊、マジレンジャー!」この台詞使われてるのかなり少ないですよね。カッコいいのに。マジレンジャーは決めゼリフのバリエーションが多くて個々の印象が薄いのが残念です。せっかくビシッと決めた直後に一気に吹っ飛ばされるのには笑いました。

唐突な兄妹パワーで立ち上がるマジレンジャーは、新魔法、聖なるバリヤーミラーフォースでオーガの攻撃を防ぎます。「家のことを1人で頑張った麗ちゃんの勇気に、魔法が応えたんだね♩」これは流石に承認できない。一応5人が力をあわせる勇気と訂正されていましたが、いい加減何でもかんでも勇気と付ければいいという設定を止めて、そろそろ作中での勇気の定義を示してほしいところです。

ミラーフォースに吹っ飛ばされたオーガは巨大化します。え、もう巨大化しちゃうの?ブランケン様肝いりの強敵じゃなかったの?残念ながらオーガはブランケンの買い被りだったようで、マジキングの魔法斬り一撃で爆散します

結局翼の強運で米が当たり、ついでに集金袋も見つかって一件落着なんですが、ここのシーンがドタバタギャグなのにアットホームなBGMを持ってきているのもアンバランスで残念です。恐らくはギャグ回と見せかけて家族の絆を強調する感動回になるはずだったのでしょうが、蒔人のギャグ回がテンポ良かっただけに今回はどっち付かずで面白さは今ひとつでした。絆ネタはもっと大事な時にやりなよ、と思いますし、折角いい性格になってきた麗のメイン回でしたからギャグに振り切って欲しかったですね。マジレンジャーのツッコミどころが悪目立ちした回になってしまいました。
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