いきなり男どもの乾布摩擦から始まります。ひょろいと思ったら意外と脱ぐとスゴイ翼にびっくりです。なぜか気合いの入っている蒔人。「みんな、姉さんは欲しくないか!?」って、妙に親父のような台詞です。麗ちゃんが乾布摩擦に参加してくれなかったのは残念でしたねー。
兄貴が張り切っている理由は女。喫茶店の眼鏡美女えりこさんに惚れて暑苦しくアプローチ中です。アニキ農場がマジで商売してたのがここで垣間見えます。えりこさんはくたびれた雰囲気の性格の悪い女なんですが、どこに惚れたんでしょう。眼鏡フェチだったんですかね。覗き見する4人の絡みが仲よさそうで微笑ましいです。あんまり兄弟揃って仲がいい描写が少なかったですからね。
えりこさんにサボテンを渡され、花が咲いたら付き合ってやると言われて浮かれる蒔人ですが、そこにインフェルシア警報が届きます。いつもより気合いの入った掛け声やウザキモくサボテンに話しかける様子など、蒔人の演技が光る回ですね。戦い中にもサボテンを離さない蒔人ですが、ここのサボテンぶん投げながら戦うのは何気に強いです。ハイゾンビをファイブファンタスティックキックで難なく撃破します。
家に帰ってマンドラの鉢にサボテンを植え替えるまでにイカれている蒔人。ここからのマンドラの受難とみんなの掛け合いがテンポ良くて面白いです。最初はキモいなーと思っていたマンドラですが回を重ねるごとに可愛いマスコット化してきました。サボテンが手当たり次第にものを食べて成長しているのを目撃したマンドラですが、タイミング悪くみんなに信じてもらえません。さすがに蒔人にキレられるのは哀れです。
花が咲くまでに成長したサボテンを持ってえりこさんに見せる蒔人ですが、本当はもらったサボテンは花が咲かない種類だと言われ、元から脈がなかったことに落ち込みます。まあその女と付き合っても話す話題もなさそうだしいいんじゃないか?ここで「一発殴ってくる」と麗が乗り込んでいくシーン好きですね。徐々に麗が敵に回すと怖いキャラになりつつあります。
振られて河原で凹む蒔人の目の前でサボテンが冥獣に進化します。今回の敵は憑依型冥獣スペクタースペクターです。バッチリミロー!スペクターはえりこさんを襲い、蒔人は悲鳴を聞きつけ駆けつけます。「森よ、教えてくれ!」っていうの、ギャグの一環かと思ったんですけど特殊魔法だったんですね。ごめん蒔人。「えりこさんが好きだから!」と叫びながらスペクターから生身でえりこさんを守る蒔人は誠に漢です。まあ脈のない相手を目の前にしてボコボコに殴られながらこれやられたら、かなり脅迫めいたものを感じますが。まさか相手の同情心と、罪悪感を利用しているのか…?やるな、蒔人。
ストーカーの素質の片鱗を見せる長兄、気合いこもりまくりで何話ぶりかの名乗りも単独でやっちゃいます。オンステージですね。そりゃ魁も感激しますよ。ここの2人は単純バカで可愛いです。巨大化したスペクターにもマジキングで対抗します。久しぶりのマジキング、やっぱりカッコいい。さらに憑依を解く新たな呪文を取得し、スペクターのみを撃破します。今後憑依ネタがもう一回はくるでしょうし、この魔法地味に有能ですよ。
ピンチを救われ、えりこさんは蒔人に惚れた様子。屋外でちゅーまでしてます。戦隊で、1話でオチもなく女性と上手くいくって結構珍しいんじゃないでしょうか。