地下ではブランケン様がお怒りで、ウルザードに喧嘩を売っています。ブランケンはキレやすく姑息な割に賢そうではなくあまり強敵の印象がないので、今後のエピソードで怖さが盛られるといいんですが…そしてウルザード、ブランケンの結構小物くさい印象に対して見た目や言動が紳士的なので今後味方になったりとかそういうのあるのかなーと予想してます。実は父親だったり実は父の親友だったり、ぐらいあるかもしれないと思っているんですが、どうでしょう。まあ実際やってるとは完全に悪役でインフェルシアサイドそのものなんですが。ヴァンキュリアがブランケンに、ウルザードがマジキングの魔力を隠し持っていると告げ口します。キレたブランケンはヴァンキュリアにボウガンを渡します。

一方の小津家、翼の作りかけのボトルシップを、魁が錬成魔法で組み立てます。やはり便利な錬成魔法。しかし他人の趣味を台無しにするとはいただけないぞ魁。ボトルシップ作りが暇つぶしとは随分暇な地味な趣味の翼です。こいつら大学行ってないんですかね。

そこへインフェルシア警報が。今回は第1話でも出てきたトロルですが、一撃で撃破します。ファイナルファンタスティックキックとかいう5人でキックする新技、カッコいいです。変身直後の5人が青空をバックにバク宙するカットが好きなのでそこから繋がっているのが嬉しいです。崩れるトロルの背後からウルザード出現。

いきなり魔道馬、バリキオンと合体し、ウルカイザーに変身します。対するマジレンジャーも魔竜になって戦いますが、歯が立たずにトドメを刺されようとします。ウルカイザーには「格の違いを見せてやろう」の台詞がよく似合います。ブランケンより圧倒的に大物っぽさがありますね。しかし間一髪でのところでヴァンキュリアの矢がウルカイザーに当たり、ウルザードは退散します。かなり小さい矢だったんですがあんなに効くとは恐ろしい武器です。

逃げるウルザードに飛びついた魁は、変身を解いた魔道馬バリキオンと共に謎の浜辺に飛ばされてしまいます。バリキオンは先ほどの矢が刺さっているのですが、この馬もまた母の仇なので複雑な気持ちの魁。バリキオンの緑色の血は前年度ブレイドで始が流していたイメージが強いあれです。ウルカイザーのお尻に刺さってたんですが、背面は全部バリキオンパーツなのでしょうがないですね。一度は見捨てようとした魁ですが、馬を相手に「勘違いすんなよ、お前を助けたいわけじゃないんだからな」とテンプレなツンデレを発揮して思い止まります。矢の呪いで素手では抜けないので、ボトルシップ作りの応用で錬成魔法で抜こうとします。これがうまくいかず何度も「ジルママジーロ」するのですが、麗の石像相手にもこんなことやってたなーとデジャブを誘うシーンです。橋下さんも喋らないもの相手に大変だなー。

その頃、他の兄妹はマジキングの力を埋め込まれたトロルと戦っていました。マジキングの力なので見た目も寄せていますし、パワーや魔道斬りっぽい技も使えます。ただの魔人形態では全く歯が立ちません。ウルカイザー様、有意義に使ってやるとおっしゃってましたがせっかくこんなに強化されるならもっと強い冥獣に使えばよかったのに…

魁は未だに矢を抜けずに苦戦していましたが、自分も馬も体力が限界になってしまいます。純粋にバリキオンを助けたいと思ったその時、ついに魔法が発動します。回復したバルキオンは魁を乗せて元の時空に帰還します。魁が一つ他人と心を通わせる経験をして大人になりましたね。さらにバルキオンと合体して魔人ファイヤーカイザーに進化します。魔法使いというよりは騎士っぽいヒロイックな見た目です。マジレンジャーのロボットはみんなどれもカッコいいなー。後頭部から伸びた長いたてがみのような飾りがまた良いのですが、これに炎をつけてぶん回して敵を倒すのは曲芸っぽくてイマイチでした。とにかくトロルを難なく撃破し、マジキングの力を取り戻します。

ここでバリキオンはウルザードのもとに戻ります。魁の心を認め、命を助けられた恩を返したとはいえあくまでもウルザードに忠誠を誓った馬なのです。バリキオンさんマジイケメン。友情だと思っていた魁は落ち込みますが、兄妹の励ましで元気を取り戻します。最初に比べると、ぎこちなさはあるもののようやく5人で仲良し兄妹の雰囲気が染み付いてきた気がします。お楽しみコーナーでファイヤーカイザーを羨ましがる兄貴が可愛いです。