今日も今日とて王者の資格探しに勤しむ一同。飽きたレオはサボりに行った先でヘッドホンをつけてエアギターに夢中の青年・大輔くんを見つけます。「おい、人間。」って呼びかけるのがまだ人間界に来て日が浅い感じがありますね。話が通じないと見ていきなりヘッドフォンを奪い取るとかも不審者丸出しでいいですね。どんどん異世界交流やってもらいたいものです。
ヘッドフォンも知らないしどう見ても不審なレオに訝しげな大輔でしたが、自作の曲にノリノリなのを見て心を開きます。プロを目指しているという大輔をリスペクトしたレオは彼を励まします。こういうところが唐突で嘘っぽくないのは演者・南羽氏の屈託ない笑顔の為せる技ですかね。レオはデスガリアン反応にヘッドフォンをつけたまま行ってしまいます。
今回はチームアザルドプレゼンツ・ヤバイカー。催眠スピーカーが武器のバイク怪人です。この音声を聞くとパラリラパラリラ言いながら凶悪行動に走ります。いつもの怪人による迷惑な光景なのですがパラリラ言ってるせいでギャグにしか見えない。ここに駆けつけたレオと大輔もノイズを食らいますが、大輔だけが凶悪化します。こっちもパラリラ。なんか役者さん大変そうだからパラリラやめてあげて…
ヘッドフォンが耳栓になってノイズが効かなかったことに気づいたレオは、追いついた残りのメンバーに耳を塞がせますが、耳のいいセラだけ暴走。他人に暴力振るうのはわかるんですけど謎にクネクネするのは何なんですかね。ちょっと面白い。しかしノイズをまともに食らっても聞かなかったレオを見てヤバイカーは退散します。優しい。てかこいつがいなくなると暴走状態が解除されるって破壊活動家としてはポンコツじゃないですかね?アザルド様人選ミスですねー。
大輔は暴走で手を怪我してしまい翌日のオーディションに響く可能性が出てしまいます。責任を感じたレオは彼を励ましに行きますが、どうせ落ちるならば棄権すると言う大輔と口論になります。「俺はあの曲マジで好きなんだよ!人間じゃない俺が気に入った曲だぞ。人間が気に入らないわけがねえ!」ジュウマンの正体を晒して言うだけ言って出て行きます。こいつらがどこまで認知度あって良しとする戦隊なのかよくわからないんですよね。叔父さんには黙っているので基本的には秘密戦隊なんでしょうけど外に出るとあんまり厳密に隠すってほどでもないんですよね。今回のはレオのいい意味での馬鹿さ故の正体バレでしょうか。
翌日、ヘッドフォン装着でヤバイカーに立ち向かうジュウオウジャーでしたが強化したノイズで催眠にかけられてしまいます。布とフルフェイスメットの装備で前が見えなくなったセラが可愛いです。その頃レオは大輔をオーディションに引っ張り出そうと迎えに来ていました。出てきた大輔が「人間に戻ってる…」とか小声で言ってるのがなんかいい。尻尾を触ってライオンなのを確かめるとか微笑ましいです。あっさり信じるなんて、大輔が柔軟性あるヤツでよかったですねー。レオの言葉に説得されてオーディションに行く気になった大輔はレオにヘッドフォンを託します。
ヤバイカーの元に駆けつけたレオは大声でノイズを相殺して対抗し、野生解放でスピーカーを破壊します。レオは人間態時も4足歩行っぽい動きをするのが本能に忠実なキャラに合ってて上手いなーと思います。形勢逆転したら野生解放で一気にとどめです。今回は戦闘が派手ですね。レオの大振りなプロレス技もかっこいいです。でもゴリラ組体操で止めにするためとは言えメイン回のレオだけハブって別枠で野生解放技出させなくても…とは思います。
コンティニュー戦はジュウオウワイルドが若干苦戦しますがジュウオウキングに変形して圧倒します。っていうかワイルドも大和がいない状態で同時に動いてるんですけど、専用操縦者がいなくてもこのロボは動けるんですね。前回の話でジュウオウパワーで動くロボとかそういう設定ではなさそうだって分かったのでこれもありなんですねー。両者の必殺技でヤバイカー爆散です。
結局大輔はオーディションには落ちましたがプロデューサーの目に止まって一件落着。レオの身バレも結果オーライです。何気にレオは初の単独メイン回なんですね。本能のままに生きているので割と迷惑側の彼ですが、熱いノリと愛嬌で押し通していくやつとして受け入れられそうかなーと思います。