日常風景のジュウオウ一同。レオが干した洗濯物が雨でダメになったとタスクが怒るところから始まります。レオも悪気があったわけではないので「君は目の前のことしか見えなくなるのが悪い癖だ。」とか責め始めるタスクさんちょっと言い過ぎです。
タスクの気の毒なところは真面目さがタスクの人付き合い自体に実害を及ぼしているところですかね。レオも売り言葉に買い言葉で口論になります。まあこっちもこっちで細かいところにこだわらないしすぐに怒っちゃう人ですからタスクとは気が合わないですよね…そんな時デスガリアン反応が発生します。というわけで今回はイマイチ仲良いのか判別のつかなかった黄色緑回です。
今回の敵は前回後攻に回った凄腕スナイパー・ハンタジイです。彼は撃たれた相手を人形にする能力持ちです。開始早々大和とセラがやられます。探索チームがやられたのは痛い。突っ込もうと息巻くレオですがこのままでは不利だと主張するタスクに従って一同は一度体勢を立て直します。
そうは言っても簡単にはいい対策が浮かばないのでレオとタスクの仲は険悪になるばかりです。アムって意外とこういう時発言しませんね。そういうキャラなのか緑黄色を目立たせる回だからか知りませんが少々影がうすい。そこへ帰ってきた叔父さんにより大和人形とセラ人形をリメイクしたいとかいうお笑いで場が和んだところでデスガリアン反応が出現します。人形には意識あるんですね。そういえば今回セラ人形は植木鉢に突っ込んで汚れてしまったのですが、山登り回でもセラは盛大に顔に泥つけてましたし、レオの大声でサメ頭に戻ってビチビチしたりもしてますし、結構女子組にしては汚れ(物理)担当という可哀想な扱いを受けてます。
駆けつける気満々のレオに対して全滅を避けたいために慎重派のタスクは出撃をためらいます。しかしアムがレオの肩を持ったためタスクは現時点で最良と思われる案を提案します。3人で固まり、1人が撃たれた隙に残り2人が狙いを拡散させながら相手の元に辿り着くのです。1人は犠牲が確実って結構な賭けですね。
アムが撃たれて人形化し、残る2人はハンタジイの元に走りますが、タスクの策に気付いたハンタジイは2人の狙撃を諦めて逃走します。ハンタジイのいるはずの屋上に辿り着いた2人は場所を変えたハンタジイの狙撃を受けて敗走します。屋内にいても窓越しに撃ってくるとか怖いなこいつ。狙撃からの逃走ってスリリングでいいですよね。一先ず物置に逃げ込んだ2人ですが状況は最悪です。狙撃手に追い詰められるっていうとマジレンのサイクロプスを思い出しますね。あちらもですが仲間の目の前で一人ずつメンバーが仕留められていってるってのは緊迫感あります。
タスクは自分の最善策でアムを無駄死にさせてしまったと自分を責めます。そんなタスクにレオが一喝。「ふざけんな!俺は知ってるぞ。お前の全力はこんなもんじゃねえ。お前がその気んなればもっともっとすげえ作戦が出るはずだろうが!」まあ今のところ言うほどタスクが突出してブレインって描写が多くないのが気がかりですが。頭のいい子より生真面目不器用な子なキャラが先行してきてますから参謀役としての今後は期待できないかと…
レオの言葉に自信を取り戻したタスクはある案を思いつきます。その場にあったマネキンにレオの服を着せて自分に括り付けて敵に姿を晒し、囮になっている間にレオが敵の元に向かうのです。タスクは撃たれてしまいますが作戦は成功し、レオがハンタジイの銃を破壊します。ライオン頭に白タキシードに狙撃銃というなかなかフェチ味のあるショットが実現しました。かっこいい。しかし人間態レオの頭に白タキシードは似合わない。
人形化した残りの4人も元に戻り、本能覚醒。ハンタジイは銃がなくても飛び道具豊富な奴なのですが気合のこもった一同は畳み掛けるような攻撃で圧倒します。ゴリラターザンに全員がしがみついて体当たりのゴリ押し攻撃いいですね。追い詰めたハンタジイのこめかみに銃を突きつけておきながら「自分も撃たれてみろ!」とわざと足元の地面を撃って相手をビビらすタスクさんマジ鬼畜。ヤクザ映画の所業やでそれ。絶好調の一同は難なくハンタジイを爆殺します。爺さん調子乗ってましたから一方的にやられてしまいました。コンティニュー戦では巨大になった爺さんの弾幕に一瞬ひるみますが大した苦戦もなくジュウオウワイルドクマアックスで勝利します。
今回のことを通じて、レオの短絡的な面も時には決断が早いという長所になりうると認めたタスク。うーん、そんなこと実感できるシーンが今回あったかは謎。一方のレオもタスクの思慮深さに今回は助けられたと互いの健闘を讃えたところで幕。
レオはあんまり距離感とか考えない奴のようですがタスクは心の壁厚そうですからね。今回タスクがレオを認めることで2人の距離が近くなったと明言されたのではないかと思います。