デスガリアン側ではジャグドの配下のドロボウズとハンタジイがリーダーの座をかけてゲームの参加を求めてきました。ジャグドって誰かと思ったら第1話の敵ですね。あいつあっさり死んじゃいましたけどチームリーダーだったんですね。てかリーダーが死ねば配下はそのまま飼い殺しってのも中々可哀想な話だ。今回はハンタジイが先行を譲ったためドロボウズがプレーヤー。まん丸唐草模様の見た目も発言も行動もアホな可愛い奴です。
その頃アムはケーキ屋で買い物中。病気の妹を持つ不破さんと残り1つのケーキを取り合ってしまいます。アムは店の外で妹が待っているのを見つけてケーキを譲ります。ぜひ一緒にケーキを、となりますがそこにデスガリアン出現の知らせです。
ドロボウズは見た目の通り銀行強盗に入ります。こいつの能力は右手で吸い込んで左手で出すのとステルス機能だけなのですが嫌がらせ程度にしか使えなさそうな。しかも頭だけでなく喧嘩も弱いらしく駆けつけたジュウオウジャーにボコボコにされます。それでも偽の人質を出した隙に逃走します。今回はギャグ回的な感じなんですかね、色々と描写が大味です。
おバカなドロボウズは金を盗みまくって経済を破綻させてゲームに勝つみたいなことを言い出します。それドン・ドルネロの元でやってれば評価されたかもしれないのにね…ジニス様にまで呆れられる始末です。前回のゲームも不発だったのに2回も続いたらジニス様お怒りになっちゃうよ大丈夫?とりあえずナリアに喝を入れられて再び地球に戻ります。実は彼のステルス機能、見た目もデスガリアン反応も消せるので王者の資格を奪うにはもってこいなのでナリアはそれを指示したかったんでしょうけど、ドロボウズには伝わってませんね…開始5分でこいつのアホキャラが鼻についてきました。
一方アムは再び不破さんに会って話をしていました。妹の病気を治すには大金がいること、不破さんの稼ぎでは厳しいこと、たまに妹に会ってやってほしいこと。アムは翌日病院に行くと約束して別れます。それを聞いたドロボウズは不破さんに大金の代わりにジュウオウジャーの足止めを持ちかけます。まあ目当てはジュウオウジャーじゃなくて宝石展の宝石って所が詰めが甘いんですけどね。彼の記憶の中のジャグド様はノリで生きておられた方のようなので頭が弱くて1話で煙たがられたジニス様に特攻させられたのでしょう…黙祷。不破さんは少々迷いますが妹のためならと取引を渋々飲みます。
翌日病室を訪れたアムに妹は手術できることになったと報告します。兄貴がいい仕事が入ったからって言ったらしいですけど、それ本当だとしても臓器売るとかロクなヤマじゃないこと間違いないですよ。兄貴の自慢に眼を細めるアムでしたがそこにデスガリアン反応。
ジュウオウジャー一同は宝石展に駆けつけますが、警備員のバイトをしている不破さんに物置に閉じ込められてしまいます。その間に宝石にドロボウズが迫ります。アムは汚い金で妹を治しても妹は悲しむだけだと説得します。すると不破さん、葛藤はありつつもあっさり一同を開放。いやー、そりゃ不破さんが悪人のままでいるとは思いませんがもうちょっと粘ってもらいたかったですね。さすがに物置にいた時間が短すぎて茶番にしか見えなかった。せめて不破さんはドアの外にいるとかあってもいいのでは…自分も一緒に閉じ込めるとかアホの所業としか。
解放されてドロボウズに追いついた一同は本能覚醒します。今回は珍しくキレているアムが先頭に立って戦います。「この星をなめないでよね!」ステルスもセラの耳とタスクの鼻ですぐに攻略しジュウオウスラッシュで即爆殺。コンティニュー戦はワイルドジュウオウキングクマアックス装備で対応します。ナリアさんも軽くドロボウズにキレてるご様子。こいつにはジニス様細胞をあげること自体が無駄遣いだと思うんだが…つまんない嘘に一同が騙される茶番を挟みつつも一撃撃破。
不破さんの元にはドロボウズが爆死した時にスーツケースが飛んできたのですが、それには手をつけず警察に届けると約束します。力なく去る不破さんに「負けないで。」と声をかけるアム。今後の不破さんの苦労を思ってか浮かない表情で背中を見送る一同で終了です。
綺麗事で命は救えない云々とセリフで言うのはしつこいのですが、こういうすっきりエンドといかない終わり方でそれを表したのはいいですね。しかし意外としっとり終わらせただけにドロボウズの茶番感が勿体無い…