動物戦隊ジュウオウジャー

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【ジュウオウジャー】第22話・覚醒か？カン違いか？

前回に引き続きみっちゃん紹介回です。

1人でランニングをするみっちゃんは倒れた自転車を元に戻します。「お前も頑張れよ。」とか声かけちゃうあたりすごく根はいい子なんですけどねえ…みっちゃんは自転車に触れた瞬間違和感を感じますが気のせいかとその場を離れます。すると直後に自転車が爆発。

近くを通りがかったレオ、セラ、アムは触れたものを爆弾に変える体質を手に入れたと勘違いしているみっちゃんを発見します。曰く、これは天がジニスの仲間になったみっちゃんに罰を与えているとのこと。体育座りを始めたみっちゃんを放置して3人はデスガリアン反応の対処に向かいます。前回個別に絡みがあったタスクはともかくこの3人はみっちゃんを扱いあぐねてる感がばりばりします。みっちゃんも前回のタスクの説教と友情（仮）如きでは成長しませんね。

3人の前に現れたのはチームクバルのイルジオン。3人を翻弄してすぐに逃亡します。合流した大和とタスクも加わりみっちゃんにも声をかけようということになったのですが奴は冒頭の通りなので…やはり大和がフォローに回ることに。レオがみっちゃんを見捨てようとするのを「そういうのよくないよ。」と言うのが学級委員長的で本当に真面目だなーと。というかこの感じ、キタムランドの映司くんを思い出します。浮いている子を放っておけないけど、相手にとっては唯一に近い友達に感じているのに、自分は大勢のクラスメイトの1人ぐらいの認識というか。陽キャラの残酷な優しさやで大和くん…

とにかくみっちゃんが自転車を触った時に感じた違和感に注目するべきだと考えた大和とタスク。その頃町中のベンチやポストなどが次々と爆発していきます。この爆発したものにはみっちゃんは触ってないので彼の思い込みは解消したところで再びイルジオン登場。奴の能力は触れた無機物を爆弾に変えるものでしかも爆弾になったものは自在に動かせるようです。「よくも俺の純粋な心を弄んだな！」ってみっちゃん、可愛いなあんた。

逃げながらボンボン爆発していくのが派手なシーンなのですがジニス様、なんとゲームに興味をそそられず。番組も中盤になってきましたから何かテコ入れを考えないとお飽きになってしまわれる時期ですかね…

さて、イルジオンは30分以内に解除しないと街全体がヤバいレベルの爆弾を作ってあると言い残してまたしても逃走します。手がかりが無い一同。しかし大和が、みっちゃんの自転車に触れた時の違和感は手の感覚が敏感になったので、触れたものを爆弾と察知したからじゃないかと気付きます。サイは肌感覚が敏感だからそのジュウマンパワーなんですって。へえ〜へえ〜へえ〜。ここにきて新しい動物固有能力ってのは扱いが丁寧ですね。

みっちゃんを扱いあぐねていた3人は、みっちゃんに謝り頼りにしていると言い出します。女子組は手を握ってお願いする始末。レオはともかく女子組は利用してますねー。案の定アムなんか悪い笑み浮かべてますし。そうとも知らないDT操は脳内会議の末、今までにないほど人に頼られた機会に浮かれてやる気を出します。ワニと狼が中学生男子みたいで可愛いなー。

みっちゃんは町の色々なものを触った末、ついに巨大立体駐車場が爆弾であることを突き止めます。そこへ妨害に現れたイルジオン。爆発の時間が迫る中、アムはセラと一緒にみっちゃんをおだてます。操くん素敵だった輝いてたって今時そんなベタな…と思いきや漢操、見事おだて上げられ単独釣竿で立体駐車場を引っこ抜き上空で爆破。できるわけないと言われて「だがしかし、俺ならできる！」うん、この勢い好きだよ。げに素晴らしきDT力。

アムはみっちゃんの勘違いしてすぐ気分が上下するところに完全に目をつけていました。それでいいのかみっちゃんの扱い…絶好調のみっちゃんはノリノリでイルジオンをボコボコにし、ついでに一同にトドメを刺させてフィニッシュ。みっちゃんの戦闘一方的に強くてかっこいいから好きなんですけどね。

コンティニュー戦に入りますが、イルジオンはデスガリアンの飛行物体と合体してなんか強そうな物体に進化します。俺たちも合体ぐらいできるわ、今から考えっぞ！と言うありえない強気のみっちゃんの音頭でなぜかジュウオウキューブ積み木開始。イマイチ決まらない一同でしたがみっちゃんのお手玉で1発でいい感じのが完成。ほんとなんでもありだなこの子。早速合体です。

完成したるはワイルドトウサイキング。現時点のキューブ全部載せです。やっぱトラックベースの胴体は安定感があってかっこいいですね。武器が浣腸棒って感じなのがマイナスポイントですが…まあみっちゃんの勢いもあって強いんですこいつ。一撃でイルジオンを撃破します。

調子ノリノリのまま大和の家に帰ってきたみっちゃんでしたが叔父さんはみっちゃんがいるとは知らず用意していた料理が足りませんでした。いつも通りすぐに凹んでやっぱ面倒くせえという認識になる一同。まあでも結構馴染みましたね今回で。ああいう無茶苦茶な勢いで持ってく展開大好きです。しかしアムの「操くんとの付き合い方はこれで分かったでしょ？」ってことでちょっと浮いてるけど能力は高いから都合よくあしらっていこう、みたいなまとめでいいのか操…？

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【ジュウオウジャー】第21話・プリズン・ブレイク

初めて大和の家を訪れたみっちゃんはスーツ姿でお中元の水羊羹とジュウマン組のヌイグルミを持参します。全て手作りという重さ。人付き合いに慣れていなさすぎる故の気合いです。というか手先は器用というよりも神業の域です。トレーニングが趣味らしいですけど、そして前回のラストを見るに釣りも趣味っぽいですけどこれらの技も友達作りのために習得したのだとすれば…泣ける…

皆がみっちゃんの空回りぶりに引きかけている中タスクは大歓迎モードです。みっちゃんが喜んだのも束の間、タスクはザワールドのアイテムに興味があったのでした。流石にアイテムの仕組みまでわからないみっちゃんはタスクの質問に答えられないので凹んでしまいました。むしろ歴代変身者でアイテムの仕組み知ってる奴なんて一握りだと思うのだが…タスクもタスクで空気を読むのは下手な方ですからこの2人キャラ被っちゃいませんかね。心配。

そんな時ザワールド回収を諦めたジニス様がゲームを再開します。今回はチームアザルドプレゼンツ・プリズナー。町の人々を地面に引きずり込んで攫います。駆けつけたジュウオウジャーですが、みっちゃんとタスクが捕まってしまいます。先ほどの一件で凹んだみっちゃんが動こうともしないでレオにおぶさってるのが可愛いんですが、そのせいでタスクと一緒に捕まったのはいただけません。早いところ成長エピソードが欲しいところです。

タスクとみっちゃんはどこかの洞窟に閉じ込められていました。またしても俺のせいでタスクが…と凹んで行動不能のみっちゃんを見捨ててタスクは出口を探します。みっちゃん反省した方がいいですよ。でも反省する＝殻に閉じこもるなので一筋縄ではいかない子ですね。

タスクは洞窟の出口を見つけますがプリズナーに塞がれてしまいます。その衝撃でようやく動く気になったみっちゃんですが、怪我をしたタスクを見つけてまた体育座りを始めます。曰くタスクを1人で行かせた自分のせいだと。鬱の無限ループに落ちて面倒くさいみっちゃんに遂にタスクが一喝します。

「いい加減にしろ！何でもかんでもすぐ落ち込むから自体が悪化したんだ。本当に反省すべきは君のその性格だ！」言ってしまった。いや、よく言った。前回の戦闘拒否といい今回といい面倒くさいにも限度がある。仲間とこうやって揉めることでさっさと絆を深めて安定したメンタルを獲得して欲しいものです。

言うだけ言ってタスクは感情的になったことをすぐに謝ります。タスクは昔から生真面目が過ぎて、些細な注意をキツく言ってしまうのを気にしていると打ち明け、先ほどの発言に自己嫌悪します。回想シーンを見るに生きづらい子だったんですねやっぱり。周囲と折り合いをつけるのが苦手というか。しかもそれを自覚しているのが気の毒で…いや、レオとかアムへの小言は学級委員長かって感じですけどみっちゃんに対してはそのぐらい言っても間違い無いと思いますよ。

凹んだタスクを見てみっちゃんはまた脳内会議を始めます。どうも狼がキツい物言いでワニがアホっぽい物言いで、サイが２つを合わせて視聴者にわかりやすい文章にするという役割のようです。この描写はホント癒しです。会議の結果タスクをコミュ障豆腐メンタル同盟不器用仲間と認定したみっちゃんは急にやる気を出して、現れたメーバに一人で変身して戦います。しかし足枷のせいもあって劣勢です。

その時、洞窟に偶然隠れていた新たなキューブアニマル・キューブコウモリが覚醒して加勢し、メーバと足枷を破壊します。つえーコウモリつえー。結局自分じゃ何もできなかった、と落ち込むみっちゃんに、タスクはコウモリが出てきたのはみっちゃんの頑張りに答えたからだと励まします。タスクが他人をフォローすることを覚えた！自分よりヤバいやつを見て成長したのかな…

一方残されたメンバーは、最初の戦いでアムが噛みついた時に海の味がしたということで海岸沿いを捜索中でした。アムの超味覚が役に立ったの初めてですね。他より不便そうなのでどう使うのかなーと思ってました。とある海岸でプリズナーを発見し交戦開始です。

とその時、岩壁が内側から壊されタスク達が脱出してきました。脱出できたのは「不器用同士の友情パワーだ！」タスク、ねーよみたいな反応しないであげてください。気合の有り余って強気になっているみっちゃんはタスクと変身します。みっちゃん加入後初名乗りです。仲間ができてよかったね。みっちゃんは1人で出て行ってプリズナーをボコボコにします。まあ基本戦闘力は現時点で最強レベルなのでメンタルさえ治っていれば危なげないかと。トドメは野生解放したタスクに跨って突進して倒します。四つ足で駆けるタスクという衝撃ね…

コンティニュー戦はキング、ワイルド、トウサイジュウオウで向かいますが相手の束縛技で少々ピンチ。しかし新アイテムのコウモリで拘束をあっさり破壊します。やっぱつえーコウモリつえー。コウモリはそのままトウサイジュウオウの固定武器になります。寝返ったみっちゃんを表してるわけじゃ無いんだよね？コウモリブーメランで爆殺フィニッシュです。

みっちゃんがタスクと仲良くなったと思っているのにタスクはそうでもないと思ってるのが辛い現実すぎてなあ…タスクに無理矢理釣りを教え込むみっちゃんで幕です。みっちゃんの成長かと思ったら地味にタスク成長回でした。そして友達になりそうなイベントをこなしても面倒な性格ゆえ相手に認めてもらえないみっちゃん哀れ。現時点では、懐いたタスクにみっちゃんは任せようぜ、な空気の周りの仲間も結構シビアだなーと思うのです…

そういえば今回からEDがみっちゃん加入バージョンで、みんなの服も夏服になってます。相変わらずエスニックでいいですね。
【ジュウオウジャー】第20話・世界の王者

前回めでたくザワールドこと操をジニス様の手から引き剥がすことに成功したジュウオウジャー一同。

しかし操は4人がジュウマンなのを明かした途端に怯えて距離を取ってしまいます。何くれとなく世話をする大和も拒絶する勢いです。心を開かせるイベントが必要ですね。決め台詞は「俺には〇〇してもらう資格はない。」最初は3体の無実のジュウマンを吸収して生き残っていることに罪悪感を感じているのが理由のような様子でしたがどうもそれだけではないようです。まあこれはこれでシリーズによっては3話ぐらい使って消化するぐらいには重い背景だと思うんですがね。

曰く操は奥手な性格から小さい頃から友達がおらず、友達を増やそうとトレーニングなどを趣味にしても状況が変わらず、そんな中ジニス様に捕まりもっと強くしてやろうという言葉に抵抗できなかった自分を責めているのでした。つまるところがもともと自己否定感が強くコミュ障を併発したところにさらに自分を責めるイベントが発生したと。思い込みで吸収したジュウマンが化けて出てくる始末です。

仲間になろうという一同の誘いも聞かず出て行ってしまいます。ジュウマン4人はフォローもそこそこに面倒くさいと投げてしまっているので世話焼きの大和の苦労が増えましたね…しかし変身時はクールというか気怠げなキャラでしたので操がこんなパワフル陰キャとは思いませんでした。ジュウオウジャーチームでいくとタスクが結構コミュ障で面倒くさいキャラですが上回る勢いのが出てきましたね。

操のフォローに出た大和は操におにぎりを奢ります。買いすぎたから食べるの手伝ってとか何気の利いたこと言ってんだっっ惚れるだろ…操の罪悪感が少しわかるという大和。相手は死んでいませんが寿命を吸収しているという点は一緒ですしひとしきり悩みましたからね。罪悪感を感じる代わりに地球を守って恩返しにしようと提案する大和でしたが操は拒否します。自分の力は大和と違って無理矢理奪い取ったものなのだと。自分がそんなパワーを持っているのが怖いと言います。いやーこの気持ちも解ります。解決するには操が自分で吹っ切るしかないです。

そんな時大和の元にメンバー4人が捕まったと報せがきます。ザワールド回収にクバルとアザルドが動いたのです。4人と引き換えにザワールドを渡せというわけです。自分はどうなってもいいから早く連れて行けと言う操に大和は一喝します。「君がどうなったっていいと俺は思えない。だって俺と君はもう繋がったんだから。」このあとみんなは俺が助ける、と1人で背負っちゃうあたりがこの人はーーって感じではあるんですが。操が役に立たない現状では仕方ありませんね。

4人の元へ1人で向かった大和でしたが、幹部2人を相手に苦戦します。その時こっそり大和を追ってきて陰から見ていた操。自分を恨むジュウマンの妄想と仲間になろうとしない自分を庇ってくれているジュウオウジャー一同の間で葛藤します。

しかし今まで恨み言を言っていたワニ狼サイの妄想が何故か突然フランクに豹変。やっぱデスガリアンが悪いんだしジュウマンパワーで戦えばいいんだってとかなんとか。つまりこの3人は操の妄想、言ってみれば脳内会議なのです。既に故人のジュウマンを脳内会議という形で活かす演出は面白いですね。しかも操と性格が異なる3人なのですぐに殻に籠る操を動かす原動力としても便利です。

そんなことをしているうちに大和もボコボコにされて危ういところで操が出てきて変身します。サイの意見が採用された(恐らく洒落ではない）ということですが、つまりジュウオウジャーの仲間になって罪滅ぼしのためにジュウマンパワーで人助けってことに落ち着いたようです。結論が早くて安心です。

「世界の王者、ジュウオウザワールド！」吹っ切れてしまえばザワールドは強いですから幹部相手にも圧倒します。大和も加わってアザルド撃破にこぎつけます。まあ再生するんですけどねこの人は。

撤退したクバルとアザルドに代わってボウリンゲンのコンティニュー戦です。こいつもまだ死んでませんでしたねそういえば。仲間になる云々は解決したのですが、元来のメンタル弱いキャラはすぐには治らないようで、ボウリンゲンに以前手を貸したことに凹んで戦闘放棄する操。カウンセラーまで担当することになった大和の明日はどっちだ。

今回は大和のフォローですぐに気分が上向き、自前のトウサイジュウオウで難なくあしらって爆殺します。操、気分が上向くとめちゃくちゃ強気になるってのがまた面白い奴です。

結局仲間にはなりつつもまだ友達未満な操。大和はそんな操をみっちゃんと呼んで家に誘うことにします。ここでも勝手に盛り上がったり盛り下がったり面倒くさい性格を披露する操ですが憎めないので段々仲良くなっていってほしいなーと思います。ウキウキとジュウマン組のヌイグルミを作っているのが微笑ましいみっちゃんで今回は終了です。

みっちゃんキャラ濃いですね〜。ザワールドの背景自体は結構暗いのでいくらでもシリアスにはできるのですが、そこをギャグも交えて、でもしっかり解決させた今回は面白かったです。みっちゃんにはまだ性格という難問が待ってますから仲間になるところで躓いてなんかいられません。
【ジュウオウジャー】第19話・信じるのは誰

前回大和の危機一発というところで変身が解けたザワールド。現れた人間態の彼は複雑な表情を大和に向けます。しかしナリアが当身を食らわせてザワールドを回収します。ザワールド、上裸で川ってキツイですねー。初夏でよかったねって感じです。回収されたザワールドは上裸拘束プレイでジニス様のコインのシャワーを浴びてます。濃い絵面のメンテナンスだ。

一方大和は一同にザワールドを説得したいと提案します。人間態に戻った時の表情から本心では人間を傷つけたくないのではないかと思ったのです。しかしジュウマン組はその様子を見ていない上、取り込まれたジュウマンの救出は望み薄ということで賛成できません。

そんな中業を煮やしたアザルドが勝手にゲームを開始します。今回の怪人はボウリンゲン。ボウリングモチーフで歯にスコアの記号が書いてあるのが何気に芸が細い奴です。能力は周囲の人間をピンに、自分をボールにしてボウリングをするという破壊能力的にはジニス様にぶっ殺されそうなもの。シリアス回の最中におもっくそギャグくさいの入れてきたな…

ジュウオウジャーが現場に到着するとジニス様はメンテ完了したザワールドを投入します。なんだかんだと個性の強いプレイヤー怪人達と気怠げキャラっぽいザワールドは相性悪そうですね。文句を言うボウリンゲンを彼方に吹っ飛ばしてザワールドはジュウオウジャーと戦闘を開始します。狼フォームの使用率が多いですね。今シリーズでは高速移動シーンがあまり早そうに見えない演出が多かったのですが今回の狼フォームは素早い動作で相手を翻弄してる感じがかっこいいです。

早くも戦闘不能になるジュウオウジャー。トドメを刺そうとするザワールドに、大和は自ら変身解除して説得を試みます。まあこういう時一回は失敗するよね。ってことで生身でも構わないザワールドにボコボコにされ、一同は一旦撤退します。

野生動物の保護で怪我をしたと叔父さんに説明したジュウマン組は、以前にもそんなことがあったエピソードを知ります。困っていそうなヤツにはどうあっても介入しようとする大和の一途さというか暑苦しさにラリーさんや自分達も世話になったなーと思い返した4人は、ザワールドは信じられないながらも大和が信じるならばそれに乗っかることを決めます。

大和って割と冷静で物分かりのいい奴なのですが、無意識に自己犠牲精神が基本になっているので意外とここぞという時に仲間に頼るのが下手ですね。今回も自分のわがままに4人が付き合ってくれるなんて思ってなかったんじゃないかなーと思うと今後キツイ展開が来た時に心配ですねこの子は。

さて気を取り直してボウリンゲンの出現に駆けつけた一同。今回は心なしかメーバとの戦闘が派手目。混戦の隙に一同はボウリングのピンにされてしまいますが、吹っ飛ばされた衝動を生かしてそのままボウリンゲンを上空から攻撃し、流れで爆殺。

コンティニュー戦もクマアックスであっさりいくかというところでザワールドがトウサイジュウオウで乱入します。苦戦していたところで何故かクマアックスが金のパンダになりそのまま金の斧へ。理由はレオ曰く根性。本当のところは販促ってところでしょうか。キラカード的な。

何故かパワーがアップした金の斧でトウサイジュウオウを抑えている隙に、大和はザワールドを連れ出しタイマンに持ち込みます。世界「そうか、おまえ死にたいのか…」そんなこと昔鳥男さんも言ってましたねえ…

戦いながらザワールドを説得する大和に、ザワールドはジニス様の望みが自分の望みだと答えます。ジニス様に洗脳されている模様。それでもボコボコにされながらも大和はザワールドを惑わせることに成功します。「これだけは分かる。本当の君は俺たちと戦いたいなんて思ってない。これだけは絶対に信じられる。俺たちは君を信じる！」

大和が何を根拠にこんなにこいつを信じられるのか謎なのですが…でも全てを理解しているから自分を信じろと一方的に言ってくるジニス様と、素性も全然知らないがザワールドを信じてくれると言う大和がいい対比です。ザワールドは葛藤の末自ら洗脳を解いて回収に現れたナリアに反抗します。ここで結構苦労して作ったはずの手駒をあっさりと捨てるジニス様余裕すぎて素敵。今回はここで終幕です。

ザワールドがもうジュウオウジャーの仲間になりそうなことには少々驚きです。寝返り早かったなー。人間態の彼の名は門藤操。チームに人間が1人増えて大和の苦労も減るでしょうか。これからどう打ち解けていくのか楽しみです。
【ジュウオウジャー】第18話・きざまれた恐怖

さて、前回の戦闘の続きです。

トドメを刺し切れていないことに興が乗ったらしいザワールドはキューブ戦を始めます。そもそも1人でキューブ3つも持ってるくせにそのうち1個はトラック型してるってのがパワーバランスぶっ壊れてますね。んでこのキューブ単体でも強いのですがキューブ3つで合体してトウサイジュウオウに変形します。体の大部分がトラックの変形なのでジュウオウキングよりスリムな人型でかっこいいです。

ジュウオウジャー側もワイルドジュウオウキングで立ち向かいますがこちらもお披露目ってことでトウサイジュウオウが圧倒し、ジュウオウジャー側は変形が解けてしまいます。トウサイジュウオウの技自体はジュウオウジャー側とあまり変わらないのですぐにトウサイジュウオウの個別変形はなくなるだろうと思われるんですが…黒金ロボってかっこいいから惜しいですがね。

トドメを刺そうかというザワールドでしたがジニス様の制止で一度撤退します。残されたジュウオウジャー一同はお互いに交わす言葉もありません。平静を装っていますが叔父さんのサイコスプレに驚くぐらいには恐怖心が植えつけられています。ギフト回より一方的な完敗ですから致し方ありませんね。

翌日になってトランパスがゲームを再開します。そういえばこいつ生きてましたね…一般人を箱に閉じ込めて当たりカードが出たら箱が開くが外れならダメージを食らうというシンプルルールです。まあいつものように怪人そのものを倒せばバッドステータスは解消されるので一同はトランパスと交戦を始めます。しかしザワールドへの恐怖心を見抜かれた一同はそれを利用されてトランパスに逃げられます。

結構メンタルやられていたことに気づく一同は無理やり自分達を奮い立たせようとしますが、大和がそれを制止します。「もうやめよう。自分誤魔化してもしょうがないよ。俺はザワールドが怖い。めちゃめちゃ怖い。」それを聞いてそれぞれザワールドへの恐怖を暴露する一同。さっきの叔父さんのサイのシーンで何気にタスクが象頭に戻っていたのはただのギャグ演出じゃなくてここで恐怖心を披露するためだったんですねー。

そんな恐怖心を抱えていてもみんなを助けたい気持ちは変わらない、と決意を新たにした一同はさらに団結を深めます。怖いものは怖いと自分の弱点を自覚してくれるのはいいことですね。赤がこれを言ってくれる展開は本当に安心感があります。

再びトランパスの前に現れた一同は戦闘を開始します。一同を舐め腐ってザワールドを呼ぶふりをするトランパスの茶番感に対する、大和の「俺たちを舐めるなよ！」がしっかりマッチしていていいですね。先程とは打って変わってトランパスを圧倒する一同の前にジニス様は再度ザワールドを遣わします。

ザワールドの登場シーンは毎度強者感がビンビンで本当にかっこいいですね。ジュウオウジャー側も今回は対策を立てていました。大和が鞭でザワールドを捕獲して飛び去り、その間に残り4人がまずトランパスを叩くのです。まあ大和しかこれできないんですけどまたしてもそんな重い役を引き受けんでも…と思ったりします。

トランパスの方はムカつくのであっさり撃破。コンティニュー戦もワイルドジュウオウキングwithクマで楽勝です。今回のロボ操作システムでメイン操作の大和が抜けてもロボが動かせるってのは便利ですね。

一方ザワールドとタイマンを張っている大和は劣勢ながらもいい勝負をしています。水際の戦闘って今シリーズでは少なかったので新鮮です。水しぶきが派手に上がるのが華やかでいいですね。今回は大和が頑張っているのでお互いのアクロバティックな動きが多くて楽しい戦闘シーンです。しかしザワールドの野生大解放に変身が解けてしまいトドメを刺されようとする大和。その時ザワールドが突然苦しみ出し変身を自ら解いて人間態を晒したところで今回は終了。

またしても気になる引きですね。ザワールドにとって変身はメンタル的に負担がキツイとかそういう感じでしょうか。そこが突破口になるとしたら和解早いかもしれないですね。
【ジュウオウジャー】第17話・エクストラプレーヤー、乱入

さあやってまいりました追加戦士回。前回の描写からするに最初は敵勢力ですね。まあ後々寝返ってジュウオウジャー側に付くんでしょうがどういうキャラになるのか、期待ですね。

朝の食卓を囲むジュウオウチーム。セラが弟の面倒を見ていたエピソードが入ったから今回は何気にセラ回でもあるのかな？

そこへデスガリアンの大編隊が飛来します。今回はチームクバル・トランパス。出動したジュウオウチームはいきなりワイルドジュウオウキングで編隊を蹴散らします。ジュウオウダイナミックストライク久々に発動しましたね。クマアックスに長らく活躍の場を奪われてましたからね。しかしトランパスは逃してしまいます。

トランパスは町中の人にトランプを貼り付けていきました。ジュウオウジャーにも漏れなく付き、シャッフルなる技で街のあちこちに吹っ飛ばされます。まあこの時点で一般人死ぬよね…カードはスートが同じ人と出会うと電撃で結構なダメージを受ける仕組みになっていました。レオ、タスク、アムは電撃に遭って行動不能になってしまいます。

一方セラはカードのせいで父親とはぐれた少年を保護します。自分の弟と重ね合わせるセラでしたが、少年と父親のカードは同じなため、探して会わせてあげるわけにもいきません。結構今回の被害は甚大なようで珍しくジニス様もお喜びです。少年と絵を描きながら時間を稼ぐセラでしたが、一向に父親探しに行ってくれそうもないセラに怒って少年が逃げてしまいます。子供面倒くせえ…

少年を追いかける途中でセラは大和と再会します。大和とセラはスートが同じなのですが大和はカードに落書きしてマークを変えていました。これでスートが同じ人にも近づけることが分かったセラは超聴力で少年を探し出します。ところでカードだけに落書きすればいいのにセラも大和もなんで顔にまで落書きしちゃうんでしょうかねえ。セラなんか鼻から口に赤で一本線引かれて…クール系女子なのにいつも顔汚されててかわいそうに…

大和が街の人たちのカードに落書きをしている隙に、セラがトランパスのカードケースを破壊してカードは消滅。街の人々も普通に出歩けるようになりました。他のメンバーも合流して変身して戦います。相手に反撃の隙を与えずに気合の入ったセラを筆頭にタコ殴りにしていきます。

しかし今回はジニス様が新たな駒を用意していました。止めのジュウオウスラッシュをトランパスに食らわそうとした時、釣竿が飛んできて武器を取られてしまいます。現れたのはザ・ワールド。前回のラストでジニス様がお造りになっていたあいつです。太陽光バックに逆光バリバリの登場シーンがカッコいいです。胸の動物柄が3体なのがちょいとバランス悪いんですけどねー。

乱入したザワールドは釣竿で圧倒します。釣竿なのに強いって渋いですね。大和の鞭に対して釣竿というセレクトのようで、2人の長物対決の場面は華やかです。鞭も釣竿も遠距離戦闘なのに使い手もしっかり動くので戦闘シーンが面白くなっていいですよね。本能覚醒した大和をあっさりかわして岩に叩きつけます。

女子組の野生解放には狼フォームで対応します。フォームチェンジの方法は大和と一緒なのですがザワールドは3体のジュウマンを吸収しているのでこのお面は3段階めくれるってことですよね。そんなギミックなのにしっかりかっこいいとは…惚れる。戦闘シーンからはイマイチわかりにくいのですが狼フォームの時は高速戦闘ができるらしく女子組を蹴散らします。

男子組の本能覚醒はパワータイプのクロコダイルフォームで一掃します。フォームチェンジもさることながらあの釣竿、銃にも槍にもなる優れものです。最後はサイフォームに野生大解放という3体同時野生解放を披露します。ジュウオウジャー組と同様にそれっぽい手とか足とかが付くんですが、ワニ胸側の手にワニの尻尾がぶらぶらしてんのがダサいというかキモいというか…まあでも強いんですよこれが。大爆発を起こしてジュウオウジャーを倒し、今回は終了。

お披露目回なのでってのはありますけどギミック多くて強すぎですよザワールド。どう対応するんだか楽しみです。
【ジュウオウジャー】第16話・ジュウマンを探せ

またしてもジニス様がゲームプレイに繰り出すようです。そりゃ目の前で延々と更新されるプレイ動画を見てればやりたくなるってもんですよ。

一方風切家では朝からジュウマン相手に荒ぶる寺島進氏。牛になりきる修行と言って出かけます。牛コスの乳首が生々しくてキモいです。同じ頃大和は1人で鳥男のビラ配りをしていました。なんかジュウマン4人は家事している間に大和だけ探索活動してること多くないですか。働け動物共。働けといえばこのチームは収入どこから来てるんでしょう。大和の学者としての収入なんてこの世界じゃあって無いようなものでしょうから、叔父さんが5人を養うだけの売り上げを誇る気鋭の芸術家なんですかね。

一休みしていた大和はナリアの手先、マントールが一般人を攫っているところを発見します。マントールは特撮恒例女幹部に想いを寄せる鬱陶しい怪人です。ナリアさんはここまでのところお色気や可愛い路線ではなくボスに忠実なクール系出来る女ですね。マントールのアピールもつれなく撥ねつけます。大和は変身して戦いますがあっさり逃げられてしまいます。今回の敵固有能力、マントに包んだものを何でも瞬間移動させるのは便利ですねー。

ナリア達がジュウマンを狙ってそれっぽい着ぐるみの人を手当たり次第襲っていると知った一同は、とにかく行方不明者捜索を始めます。まあでも馬頭と宴会芸の人達を見分けられるかと言われたら自信がないのでナリアさんの所業も分からんではない。

捜索中に一同は叔父さんが攫われた痕を見つけます。それを知った途端大和は今までにないぐらい取り乱します。冷静さを失い1人行動も辞さない構え。大和にとって叔父さんは小さい頃からの唯一の理解者なんですね。父親とは折り合いが悪そうな感じでしたが以前両親について聞かれた時に誤魔化したのはこのせいですかね。叔父さんは大切な家族だから俺が助けなきゃ！と感情的になっている大和に、恩義がある叔父さんを助けたいのは自分たちも一緒だと説得するジュウマン一同。ここでスッと冷静になれるから大和って面倒くさくなくてイラつきの少ないレッドなんですよ。取り乱したことを謝る始末ですからそんなにいい子にならなくてええんやでって思うレベル。ていうかこの取り乱し様、親しい人に危害加えられたら結構簡単にメンブレしてしまうんじゃ…不安要素出てきました。

さて手がかり0の一同でしたが大和が鶏コスプレでマントールをおびき出す捨て身の作戦に出ます。鶏の鳴き真似で荒ぶる大和。しかし狙い通りにマントールが攫って行ってくれます。

捕まった先ではナリアが着ぐるみ一般人達を選別しているところでした。ジュウマンでないと分かった人間達を処分しようとするナリアに、叔父さんが説教かまします。「生き物に下等も上等もねえんだよ。この星を舐めるなよ。」珍しい叔父さんの真面目モード。大和のルーツはこの人なんですねー。

そうは言っても叔父さん危し、というところで変身した大和が助けに入ります。1対2で若干苦戦しますが誘拐された人たちを無事逃し、残り4人との合流を果たします。ナリアさんがアクションこなしてて結構強そうです。女キャラなのにヌンチャクとはなかなかコアな武器を使います。マントールが出張ったせいで今回はナリアの戦闘シーンが少ないのが残念ですがいずれ披露してくれるのを期待しましょう。

さて、一同はマントールの瞬間移動戦法に苦しめられます。しかし瞬間移動したマントールは必ず死角から攻撃してくることに気づいた大和がマントール攻略。ジュウオウスラッシュで爆殺です。コンティニュー戦では実は剣技が達者だったマントールにキング、ワイルドが苦戦します。普通に戦ってればマントール、強かったんじゃないか？しかし大和の視力で剣筋を見きってキングで怯ませます。まあ止めはワイルドジュウオウキングwithクマなんですけどね。クマアックスここまで意外にも大活躍すぎてびっくりです。

一件落着の一同。しかしジニス様は3人のジュウマンと1人の人間を捕獲していました。こいつらを融合させるという中々穏やかでない展開で次に続きます。これは次回、追加戦士ですかね。
【ジュウオウジャー】第15話・戦慄のスナイパー

日常風景のジュウオウ一同。レオが干した洗濯物が雨でダメになったとタスクが怒るところから始まります。レオも悪気があったわけではないので「君は目の前のことしか見えなくなるのが悪い癖だ。」とか責め始めるタスクさんちょっと言い過ぎです。

タスクの気の毒なところは真面目さがタスクの人付き合い自体に実害を及ぼしているところですかね。レオも売り言葉に買い言葉で口論になります。まあこっちもこっちで細かいところにこだわらないしすぐに怒っちゃう人ですからタスクとは気が合わないですよね…そんな時デスガリアン反応が発生します。というわけで今回はイマイチ仲良いのか判別のつかなかった黄色緑回です。

今回の敵は前回後攻に回った凄腕スナイパー・ハンタジイです。彼は撃たれた相手を人形にする能力持ちです。開始早々大和とセラがやられます。探索チームがやられたのは痛い。突っ込もうと息巻くレオですがこのままでは不利だと主張するタスクに従って一同は一度体勢を立て直します。

そうは言っても簡単にはいい対策が浮かばないのでレオとタスクの仲は険悪になるばかりです。アムって意外とこういう時発言しませんね。そういうキャラなのか緑黄色を目立たせる回だからか知りませんが少々影がうすい。そこへ帰ってきた叔父さんにより大和人形とセラ人形をリメイクしたいとかいうお笑いで場が和んだところでデスガリアン反応が出現します。人形には意識あるんですね。そういえば今回セラ人形は植木鉢に突っ込んで汚れてしまったのですが、山登り回でもセラは盛大に顔に泥つけてましたし、レオの大声でサメ頭に戻ってビチビチしたりもしてますし、結構女子組にしては汚れ（物理）担当という可哀想な扱いを受けてます。

駆けつける気満々のレオに対して全滅を避けたいために慎重派のタスクは出撃をためらいます。しかしアムがレオの肩を持ったためタスクは現時点で最良と思われる案を提案します。3人で固まり、1人が撃たれた隙に残り2人が狙いを拡散させながら相手の元に辿り着くのです。1人は犠牲が確実って結構な賭けですね。

アムが撃たれて人形化し、残る2人はハンタジイの元に走りますが、タスクの策に気付いたハンタジイは2人の狙撃を諦めて逃走します。ハンタジイのいるはずの屋上に辿り着いた2人は場所を変えたハンタジイの狙撃を受けて敗走します。屋内にいても窓越しに撃ってくるとか怖いなこいつ。狙撃からの逃走ってスリリングでいいですよね。一先ず物置に逃げ込んだ2人ですが状況は最悪です。狙撃手に追い詰められるっていうとマジレンのサイクロプスを思い出しますね。あちらもですが仲間の目の前で一人ずつメンバーが仕留められていってるってのは緊迫感あります。

タスクは自分の最善策でアムを無駄死にさせてしまったと自分を責めます。そんなタスクにレオが一喝。「ふざけんな！俺は知ってるぞ。お前の全力はこんなもんじゃねえ。お前がその気んなればもっともっとすげえ作戦が出るはずだろうが！」まあ今のところ言うほどタスクが突出してブレインって描写が多くないのが気がかりですが。頭のいい子より生真面目不器用な子なキャラが先行してきてますから参謀役としての今後は期待できないかと…

レオの言葉に自信を取り戻したタスクはある案を思いつきます。その場にあったマネキンにレオの服を着せて自分に括り付けて敵に姿を晒し、囮になっている間にレオが敵の元に向かうのです。タスクは撃たれてしまいますが作戦は成功し、レオがハンタジイの銃を破壊します。ライオン頭に白タキシードに狙撃銃というなかなかフェチ味のあるショットが実現しました。かっこいい。しかし人間態レオの頭に白タキシードは似合わない。

人形化した残りの4人も元に戻り、本能覚醒。ハンタジイは銃がなくても飛び道具豊富な奴なのですが気合のこもった一同は畳み掛けるような攻撃で圧倒します。ゴリラターザンに全員がしがみついて体当たりのゴリ押し攻撃いいですね。追い詰めたハンタジイのこめかみに銃を突きつけておきながら「自分も撃たれてみろ！」とわざと足元の地面を撃って相手をビビらすタスクさんマジ鬼畜。ヤクザ映画の所業やでそれ。絶好調の一同は難なくハンタジイを爆殺します。爺さん調子乗ってましたから一方的にやられてしまいました。コンティニュー戦では巨大になった爺さんの弾幕に一瞬ひるみますが大した苦戦もなくジュウオウワイルドクマアックスで勝利します。

今回のことを通じて、レオの短絡的な面も時には決断が早いという長所になりうると認めたタスク。うーん、そんなこと実感できるシーンが今回あったかは謎。一方のレオもタスクの思慮深さに今回は助けられたと互いの健闘を讃えたところで幕。

レオはあんまり距離感とか考えない奴のようですがタスクは心の壁厚そうですからね。今回タスクがレオを認めることで2人の距離が近くなったと明言されたのではないかと思います。
【ジュウオウジャー】第14話・ウソつきドロボーおバカ系

デスガリアン側ではジャグドの配下のドロボウズとハンタジイがリーダーの座をかけてゲームの参加を求めてきました。ジャグドって誰かと思ったら第1話の敵ですね。あいつあっさり死んじゃいましたけどチームリーダーだったんですね。てかリーダーが死ねば配下はそのまま飼い殺しってのも中々可哀想な話だ。今回はハンタジイが先行を譲ったためドロボウズがプレーヤー。まん丸唐草模様の見た目も発言も行動もアホな可愛い奴です。

その頃アムはケーキ屋で買い物中。病気の妹を持つ不破さんと残り1つのケーキを取り合ってしまいます。アムは店の外で妹が待っているのを見つけてケーキを譲ります。ぜひ一緒にケーキを、となりますがそこにデスガリアン出現の知らせです。

ドロボウズは見た目の通り銀行強盗に入ります。こいつの能力は右手で吸い込んで左手で出すのとステルス機能だけなのですが嫌がらせ程度にしか使えなさそうな。しかも頭だけでなく喧嘩も弱いらしく駆けつけたジュウオウジャーにボコボコにされます。それでも偽の人質を出した隙に逃走します。今回はギャグ回的な感じなんですかね、色々と描写が大味です。

おバカなドロボウズは金を盗みまくって経済を破綻させてゲームに勝つみたいなことを言い出します。それドン・ドルネロの元でやってれば評価されたかもしれないのにね…ジニス様にまで呆れられる始末です。前回のゲームも不発だったのに2回も続いたらジニス様お怒りになっちゃうよ大丈夫？とりあえずナリアに喝を入れられて再び地球に戻ります。実は彼のステルス機能、見た目もデスガリアン反応も消せるので王者の資格を奪うにはもってこいなのでナリアはそれを指示したかったんでしょうけど、ドロボウズには伝わってませんね…開始5分でこいつのアホキャラが鼻についてきました。

一方アムは再び不破さんに会って話をしていました。妹の病気を治すには大金がいること、不破さんの稼ぎでは厳しいこと、たまに妹に会ってやってほしいこと。アムは翌日病院に行くと約束して別れます。それを聞いたドロボウズは不破さんに大金の代わりにジュウオウジャーの足止めを持ちかけます。まあ目当てはジュウオウジャーじゃなくて宝石展の宝石って所が詰めが甘いんですけどね。彼の記憶の中のジャグド様はノリで生きておられた方のようなので頭が弱くて1話で煙たがられたジニス様に特攻させられたのでしょう…黙祷。不破さんは少々迷いますが妹のためならと取引を渋々飲みます。

翌日病室を訪れたアムに妹は手術できることになったと報告します。兄貴がいい仕事が入ったからって言ったらしいですけど、それ本当だとしても臓器売るとかロクなヤマじゃないこと間違いないですよ。兄貴の自慢に眼を細めるアムでしたがそこにデスガリアン反応。

ジュウオウジャー一同は宝石展に駆けつけますが、警備員のバイトをしている不破さんに物置に閉じ込められてしまいます。その間に宝石にドロボウズが迫ります。アムは汚い金で妹を治しても妹は悲しむだけだと説得します。すると不破さん、葛藤はありつつもあっさり一同を開放。いやー、そりゃ不破さんが悪人のままでいるとは思いませんがもうちょっと粘ってもらいたかったですね。さすがに物置にいた時間が短すぎて茶番にしか見えなかった。せめて不破さんはドアの外にいるとかあってもいいのでは…自分も一緒に閉じ込めるとかアホの所業としか。

解放されてドロボウズに追いついた一同は本能覚醒します。今回は珍しくキレているアムが先頭に立って戦います。「この星をなめないでよね！」ステルスもセラの耳とタスクの鼻ですぐに攻略しジュウオウスラッシュで即爆殺。コンティニュー戦はワイルドジュウオウキングクマアックス装備で対応します。ナリアさんも軽くドロボウズにキレてるご様子。こいつにはジニス様細胞をあげること自体が無駄遣いだと思うんだが…つまんない嘘に一同が騙される茶番を挟みつつも一撃撃破。

不破さんの元にはドロボウズが爆死した時にスーツケースが飛んできたのですが、それには手をつけず警察に届けると約束します。力なく去る不破さんに「負けないで。」と声をかけるアム。今後の不破さんの苦労を思ってか浮かない表情で背中を見送る一同で終了です。

綺麗事で命は救えない云々とセリフで言うのはしつこいのですが、こういうすっきりエンドといかない終わり方でそれを表したのはいいですね。しかし意外としっとり終わらせただけにドロボウズの茶番感が勿体無い…
【ジュウオウジャー】第13話・山頂の目撃者

今回はレオ回。女の子大好きレオは日々人間女性の観察ナンパに勤しんでいます。ジュウマンってお互いに頭部の種族が違うのに顔の良し悪しってどうやって決めてるんですかね。そういえばセラの親はサメ、タスクの親はゾウですけど違う頭部同士が結婚したら子供はキメラになるんですかね。そして幻獣戦隊へ…

レオが家に戻ると鳥男を見たという山ガール・百合が訪れていて、レオは一目惚れしてしまいます。今回のゲストはゴセイナイトの大ファンで知られる乃木坂48の井上小百合さんですね。百合ちゃん曰く斧型の岩が名所の斧岩山山頂で見かけた不審者が鳥男だったのではないかというのです。話をしている間にもレオはガツガツ攻めるのですがどうも矢印は大和に向きつつあるようです。後ろで地味にフラグの立ち具合を見守っているアムさんさすがっす。

一同は百合を連れて斧岩山登山に出かけます。季節はもう春ですね。好意が盛大に空回っているレオは百合を無理矢理背負って野生の勘で山道を突っ走ります。しかし途中で百合が大和に気がありそうな気配を察知。2人を追いかけて合流した大和も加わって少々面倒な雰囲気になります。まあレオの見た目は南米すぎてとっつきにくいし歌のお兄さん（仮）の方がいいかなー。

その頃残りの3人は罠に引っかかって苦戦していました。今回はチームアザルドプレゼンツ・ノボリドン。といっても彼は頂上で山の自然エネルギーを吸い取る作業をしているだけなので罠を仕掛けたのはアザルドです。アザルド様もクバル様も下っ端にアドバイスとフォローを欠かさないいい上司ですねえ。罠にかかった3人のうちアムだけが顔がベチャベチャにならなかったのが彼女のあざとい所でしょうか。とりあえずアザルドと戦闘開始します。

一方山が危険だと知った大和達は百合を下山させることにします。百合を無茶させて面倒に巻き込んだと責任を感じるレオは大和と百合のフラグを認め、下山は大和に任せて自分は単身頂上に向かいます。漢レオ、気合いで数々の罠を避ける。頂上に辿り着いたレオでしたがノボリドンに力負けして崖から転落、変身解除してしまいます。

そこへ戻ってきた大和にレオは今回の自分の無力感を爆発させます。百合のために何もしてやれない自分の代わりに、デスガリアンを倒してほしいと土下座。うーん、シリアスシーンに使うほど百合に思い入れあるとは思えないんでちょっとこの流れは唐突かなーとも思いますが。そして自分が無傷で戻ってこれたのはレオが全部罠にかかってくれたからだという大和のフォローも微妙に酷い。レオも役に立っているのだから2人で百合の愛した山を守ろうぜ、という話なのですが、大和くんの笑みがレオはせいぜい肉体労働してろよという鬼畜スマイルに見えるのは邪推ですよね、そうですね。てかこの山すごい大事な位置づけみたいになってますけど百合的にはサークルでちょっと登っただけなんじゃないですかね。

仲も修復した2人は、黄がノボリドンと戦っている間に赤が装置を壊す作戦で形勢逆転します。ノボリドンって頭はスチームパンク的でかっこいいのですが身体が裸にワイヤー縛ってる変態みたいに見えますねー。後は合流した残りの3人と共にノボリドンを難なく撃破。久しぶりに5人合体のジュウオウスラッシュで止めです。ジニス様も今回のゲームには苦言を呈します。まあ被害が出るの見れなかったですから致し方ありませんね。

コンティニュー戦は開幕からワイルドジュウオウでいきますが、登場3話にして既に苦戦。可哀想に。しかし山頂の斧岩が実は斧形態になれるキューブクマだったことが発覚して新武器ゲットに至ります。人間界のあっちこっちにキューブアニマルが散らばってる理由はそのうち明かされるんですかね。ジュウオウジャーはクマアックスとかいうそのまんまな新技で勝利します。

結局百合の大和への矢印はペットのインコに似てて親近感湧く、というものでした。まあ鳥類モチーフだからその勘は間違ってないね。身を引くのが漢の美学とか言っていたレオでしたがそれを聞いて機嫌が良くなった所で終幕。

どうもラブコメフラグが立ちかけた所でミスリードってのが今シリーズは多いですね。それでいて鈍感そうな大和もタスクもセラも恋愛に全く興味ない朴念仁ってわけではなさそうなのかなーというのが端々のシーンに見えた今回でした。

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